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マクニカやNECなど3社、南紀白浜空港で滑走路の点検自動化に向けた実証実験を開始
滑走路路面状況の画像をAIで解析し路面の損傷を自動検知
2023年10月18日 09:00
株式会社南紀白浜エアポート、株式会社マクニカ、日本電気株式会社（以下、NEC）の3社は、和歌山県・南紀白浜空港の滑走路において、自動運転技術およびAIを活用した滑走路点検自動化に向け、実証実験を開始すると発表した。3社では、効率的な空港運用による省人化、点検者の技術力に左右されない定量的な滑走路点検、これまでの一般的な事後保全に替えて、適切な施設の予防保全による維持管理費の低減を目的に、実験を進めるとしている。
今回の実証実験では、マクニカが運用する自動運転車両「macniCAR-01」にドライブレコーダーを設置して、滑走路を含む空港制限区域内を走行させ、ドライブレコーダーで撮影した滑走路路面状況の画像を、NECが開発したAIによって解析することで、路面の亀裂・損傷等を自動で検知できる仕組みの構築を目指す。
また実証実験を通して、空港制限区域内の自動走行に関する知見の蓄積、課題の抽出を行い、レベル4相当の自動運転走行（運転者や保安要員が乗車しない車両走行）の実現、および空港におけるスマートメンテナンスによる運用の効率化を目指すとした。
