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Celonisと日本IBM、業務プロセス全体の最適化によりDXを推進する技術者育成を目指す「地域Celonis人財育成プログラム」を提供

 Celonis株式会社と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は12日、プロセスマイニング技術によりビジネスプロセスの可視化・最適化を図る「Celonis Execution Management System(EMS)」を活用した、デジタルトランスフォーメーション(DX)を手がける人財の育成により、地域ビジネスの活性化を推進する「地域Celonis人財育成プログラム」を11月に開始すると発表した。製造業のシステム開発を手がけるIBM広島DXセンターを中心として、IBM地域DXセンター7拠点から全国へと展開していく。

 地域Celonis人財育成プログラムでは、Celonisのプロセスマイニングや業務実行管理機能を学べる「Celonis Academy」のトレーニングコンテンツと、日本IBMが有するビジネスとテクノロジーの知見や業務変革支援のノウハウを統合し、日本IBMの専門家によるサポートのもとで理解を深められるスキルトレーニングプログラムを、オフラインとオンラインを組み合わせたハイブリッド形式で提供する。

 新たなスキルの習得やさらなるスキルアップを希望し、Iターン、Uターン希望者を含め、地域の活性化に貢献したい人を対象に、スキルやレベルに応じた幅広いコースを提供する予定としている。

 Celonis EMSは、業務の可視化からモニタリング、継続的な改善をワンストップで実現できるプロセスマイニングプラットフォーム。業務システムに蓄積されたログデータを基に生成された業務フローにより、組織内のプロセス全体と、業務と業務のつながりやデータ間の関連性を可視化する。複雑なプロセス全体を俯瞰(ふかん)的に分析、リアルタイムでモニタリングすることで、ガバナンスを向上し、問題発見と改善策の達成度をKPIで管理できるため、DX時代の業務変革を進める上で導入が加速しているという。

 新たに提供する地域Celonis人財育成プログラムは、プロセスマイニングを活用する上での基本知識や分析知識などを習得し、Celonis技術者としてのキャリアアップを支援する。

 日本IBMは、地域の顧客や協力会社との共創により、DX人財創出や地域経済の発展を目指すIBM地域DXセンターを軸に、今後、さまざまな地域で活躍できる人財育成に取り組み、地域のDXを推進していくと説明。Celonisと日本IBMは、IBM地域DXセンターを中心に、地域Celonis人財育成プログラムを展開し、プロセスマイニング技術を活用した業務プロセス分析や業務変革を推進する上で需要の高い、Celonis技術者を安定的に育成することで、全国規模でのDX人財育成の推進を支援していくとしている。