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和食チェーンの木曽路、「ASTERIA Warp Core」により労務管理システムの連携基盤を構築

 アステリア株式会社は4日、和食チェーンの株式会社木曽路が、企業データ連携(EAI/ESB)製品「ASTERIA Warp Core」を採用したと発表した。

 しゃぶしゃぶの「木曽路」など、全国約200店舗の飲食店を展開する木曽路では、労務管理システム「SmartHR」、シフト管理システム「TimeAsset」、統合人事システムを新たに導入したが、これらのシステムを運用するにあたって、システム連携ツールを検討。ノーコードで多様なシステムと連携するアステリアのCoreに注目。人事業務領域のツール連携に実績を持ち、100以上の連携先があるほか、クラウドやオンプレミスといったインフラ環境を問わずに連携ニーズを満たせることから、ASTERIA Warp Coreの採用を決めたという。

 ASTERIA Warp Coreにより、SmartHRで入力された労務管理情報が統合人事システムに自動連携され、人事情報の登録や更新時の二重入力問題を解消した。これにより、新入社員1名の登録に2時間を費やしていた登録時間が30分に短縮されたとのこと。さらに、店舗ごとに運用されていたTimeAssetもSmartHRと連携することで、シフトや休暇の管理等、人事労務業務の大半を自動化したとしている。

 加えて、多様な人事労務系のシステム・サービスが連携したことで、各店舗の店長を含めた管理スタッフの業務負荷が削減された点もメリットとした。

 なお、5カ月に渡るシステム構築プロジェクト期間に、木曽路の情報システム担当者が34個の連携基盤をノーコードで開発したこともあわせ、全社総計で年間5000時間以上の工数削減を実現したとのことだ。

 今後は、木曽路グループにおいて予定されているシステム統合でも、ASTERIA Warp Coreを活用したシステム連携基盤の構築などを通じ、さらなる業務の効率化を図る計画である。