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ALSI、自社フィルタリング製品のデータベースに「AI」カテゴリを新設

 アルプス システム インテグレーション株式会社(以下、ALSI)は4日、自社のフィルタリングサービスに搭載しているWebフィルタリングデータベースに、「AI」カテゴリを新設し、10月23日より順次提供開始すると発表した。

 ALSIでは、クラウド型Webフィルタリングサービス「InterSafe GatewayConnection」や、オンプレミス型のWebフィルタリングソフトウェア「InterSafe WebFilter」などのフィルタリング製品・サービスを提供しているが、近年、急速に関心が高まっている生成AIサービスなどを含むAIの分野は、従来、独立したカテゴリが設けられておらず、「ウェブアプリケーション」カテゴリに登録されていた。

 これを今回、新設したAIカテゴリに分類することにより、組織の利用状況に合わせたより細かな設定や、利用状況の確認が可能になるとのこと。なお今回の新設により、Webフィルタリングデータベースは最大149カテゴリの構成となる。

 搭載される製品・サービスおよび対応時期は、InterSafe GatewayConnectionが10月23日から、InterSafe WebFilterが11月27日からとなる予定だ。

 なおALSIによれば、学校現場においては、文部科学省のガイドラインにより、生成AIの限定的な利用が推奨されているとのことで、今回新設したAIカテゴリを使うことで、学齢ごとの利用設定や、授業中のみ利用可能にする利用時間制限、不適切な利用があった場合のアラート検知など、学校現場の状況にあわせた柔軟な設定をすることが可能になるという。また、連携するWebアクセスログ分析ツール「InterSafe LogNavigator」を利用すれば、生成AIサービスの利用状況を把握できるとした。

 一方で企業においては、AIカテゴリを使って、専用の生成AIシステムのみの利用に限定したり、生成AIサービスへ書き込んだ内容などを把握したりすることが可能になるとのこと。また同様に、InterSafe LogDirectorを用いた、生成AIサービスの利用状況の把握にも対応する。