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Sansanの法人カードサービス「Bill Oneビジネスカード」、適格請求書判定機能を搭載

証憑を確認する経理担当者の負担を軽減

 Sansan株式会社は28日、法人向けカードサービス「Bill Oneビジネスカード」において、インボイス制度対応で必要となる適格請求書判定機能を追加すると発表した。

 Bill Oneビジネスカードは、請求書管理サービス「Bill One」のオプションサービスとして提供されている法人カードサービス。アップロードされた証憑と利用明細を自動で照合し、金額が異なる場合はアラートを表示するほか、カード利用後には、利用者に証憑提出を依頼するメールを自動で配信する仕組みを備えているなど、証憑の回収からチェックまで一連の作業がデジタルで完結ため、業務を大幅に効率化できるという。

 こうした法人カードを利用する場合、インボイス制度開始後の新たな業務として、「法人カード決済時の領収書やレシートなどの証憑が適格請求書の要件を満たしているか」を、経理担当者が確認する必要が生じてくる。今回はこれを支援するために、適格請求書判定機能を追加し、確認業務を自動化することで、担当者のインボイス制度への対応工数を削減可能にするとした。

 同機能では、Bill Oneビジネスカードで決済した際に受け取る領収書などの証憑が、適格請求書または区分記載請求書の要件を満たしているか否かを自動判定する。自動確認する項目は、「登録番号の記載があるか」「登録番号に紐付く事業者名と取引先名が一致しているか」「適格請求書または区分記載請求書に必要な項目が正しく記載されているか」の3つで、すべての要素を満たす場合は「適格」、それ以外は「要確認」とその旨が表示されるとのこと。

 また、登録番号がない証憑のうち区分記載請求書の要件を満たしていれば「区分記載」、それ以外の証憑などに関しては「不明」という判定結果が提示される。

判定時の画面イメージ