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クレオ、API連携などを可能にしたクラウド型ITサービス管理ツール「SmartStage ServiceDesk」

 株式会社クレオは21日、クラウド型のITサービス管理ツール「SmartStage ServiceDesk」に、「SmartStage API」と「SmartStage ActionScript」の両機能を搭載したと発表した。新機能は、10月1日より利用できる。

 SmartStage ServiceDeskは、クレオが国内250社以上で培った業務支援ノウハウと実績を基に開発され、ITILに準拠した管理プロセスと機能を備えたSaaS型ITサービス管理ツール。サービスリクエスト管理やインシデント管理といった、ITサービスマネジメント(ITSM)に特化した業務プロセスとデータベースで構成されているほか、既存業務フローを変更することなく自社の運用変化に対応可能な、柔軟性の高いノーコード/ローコードのカスタマイズ機能を備えているという。

 新機能のうちSmartStage APIは、外部サービスとのシームレスな連携を実現するもの。SmartStage ServiceDeskのチケットの起票や編集、アクション実行(ワークフローにおけるステータス変更などの操作)を、外部サービスから直接行えるようになる。

 これにより、例えば、機器監視ツールからのアラートをトリガーに、SmartStage ServiceDeskにチケットを自動で起票するといったことが可能になるほか、メール等でのユーザーリクエストや問い合わせによる、SmartStage ServiceDeskへの自動起票を行えるとした。

 一方のSmartStage ActionScriptでは、SmartStage ServiceDeskでのアクション実行時に、スクリプトを実行可能になる。さまざまな外部サービスのAPIとの連携を実現できるため、例えば、SmartStage ServiceDeskで受け付けたアカウント追加依頼を承認後に、自動的にMicrosoft 365やGoogle Workspaceのアカウント追加・削除を行う、といったことが可能になり、業務プロセスの自動化や効率化に貢献できるとしている。

 価格は、1ユーザーあたり月額3000円からで、最少25ユーザーから利用できる。

SmartStage ActionScriptとSmartStage APIを組み合わせた利用例