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さくらインターネット、沖縄県那覇市にDX拠点「SAKURA innobase Okinawa」を開所

 さくらインターネット株式会社は1日、沖縄県那覇市にDX拠点「SAKURA innobase Okinawa」を開所したと発表した。

 SAKURA innobase Okinawaは、沖縄を起点としたDX人材の育成や、デジタルイノベーションの創出を行い、さくらインターネットのコーポレートスローガンでもある「『やりたいこと』を『できる』にかえる」の連鎖を起こす場所として開所。拠点は、業務を行う場所ではなく、社内外におけるリアルコミュニケーションスペースとして活用する。これは、さくらインターネットが実施している「オープンイノベーションを起こすための取り組み」の一環になるとしている。

 DX人材育成プログラムでは、産業DXの推進と新たなビジネスを創出していくための人材育成に関するイベントを開催する。デジタルイノベーションの創出では、ビジネス開発に向け、沖縄の独自性および優位性を生かしながら、地域企業と共にオープンイノベーションを起こす。また、スタートアップ支援として、沖縄県が主導する「おきなわ・スタートアップ・エコシステム・コンソーシアム」に加盟し、スタートアップ育成の支援を行う。

 沖縄のDXを推進する県の外郭団体である一般財団法人沖縄ITイノベーション戦略センター、株式会社うむさんラボの2社との連携が決まっており、今後はスタートアップ支援のコミュニティ形成を目指す。

 拠点の名称の一部である「innobase」は、innovation×base(イノベーション×基地)を意味する造語で、さくらインターネットが実施した「名づけワークショップ」にて、沖縄高専の学生が考えた名称となる。「イノー」は、沖縄の方言でサンゴ礁に囲まれたおだやかな海、礁池のことを指し、おだやかな海で生物が育つように、拠点から沖縄発信のDX人材や、デジタルイノベーションの創出をしていきたいとしている。