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CTC、ローコード開発基盤「OutSystems」の利用を効率化する開発ツールを提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は27日、ローコード開発基盤「OutSystems」と連携して、効率的なアジャイル開発を可能とする4つの開発ツールを提供開始した。

 提供するツールのうち「Boncat」は、アプリケーション開発の品質や生産性を自動で評価し、開発コストを算出するFP(ファンクションポイント)法により機能別に開発の難易度をスコアリング、レビュー工数の削減や早期問題の発見を実現する。

 「mabl」は、ソフトウェアの結合やUIテストを自動化、AIで機能の追加・改修に伴う仕様変更を検知し、テストを自動で修正する。

 「StimulsoftEX」は、OutSystems で作成したデータベースを短期間で帳票として出力でき、ブラウザー上で複雑なレイアウトの帳票テンプレートを作成が可能。ドラッグ&ドロップの操作で、データベースと帳票が連携できる。

 「Pendo」は、テキストや画像・動画などで、システム利用者の操作方法を自動で支援。システム利用状況の分析機能で、ソフトウェアの費用対効果の算出や課題を抽出する。マニュアル更新を最小限に抑えつつ、サポートデスクへの問い合わせも削減する。

 各ツールとも、品質管理やテストの自動化、帳票、アプリケーションの定着化支援などで、OutSystemsとの連携は検証済みのため、短期間での導入が可能。また、開発したアプリケーションについて、利用者の操作を支援するツールも含んでおり、アプリケーション利用の定着化にもつながる。

 ツールの価格は、Boncatが年額300万円から、StimulsoftEXが年額80万円から、Pendoが年額500万円から。CTCは、OutSystemsを既に利用している、または導入を検討している顧客向けにツールを提供し、OutSystemsを含めて3年間で250億円の売り上げを目指す。