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クアルトリクスとデジタルシフトが協業、LINEでのサーベイ送付と体験改善の向上を支援

 クアルトリクス合同会社は24日、株式会社デジタルシフトとパートナー契約を締結したと発表した。デジタルシフトは「クアルトリクス・パートナー・ネットワーク(QPN)」プログラムに参加し、同社が長年培ってきた、LINEを活用したマーケティングの知見を生かして、デジタルマーケティングのコンサルティングを強化するという。

 クアルトリクスでは、「顧客」「製品」「従業員」「ブランド」という4つの主要なエクスペリエンス(体験)の改善を図るため、エクスペリエンスデータ(X-data)の収集から管理・分析、およびそのデータに基づくアクションに至るまでを実施する「Qualtrics XM Platform」を提供。顧客接点のオムニチャネル化が進む中で、LINEを含むSNS、電話、チャットなどチャネルでの体験の向上をさせてきた。

 今回はその一環として、LINEでの体験管理をパートナーとも強めるため、かねてよりデジタルマーケティング支援を行ってきたデジタルシフトとパートナー契約を締結したという。

 同社のLINE運用支援のマーケティングツール「TSUNAGARU」では、顧客から許諾を得たうえで、企業が保有しているデータとLINE内での顧客行動データを統合し、顧客一人ひとりの興味・関心を可視化可能。また、分析機能を活用することで、顧客一人ひとりに応じた最適なメッセージ配信を行い、顧客それぞれの興味・関心に寄り添った顧客体験を作り出せるとのこと。

 このTSUNAGARUとXM Platformを接続することで、LINEで顧客体験についてフィードバックしてもらうためのサーベイを容易に配信可能になる。さらに、XM Platformの機能も用いることで、顧客が得る体験別のNPS(Net Promoter Score)の取得と数値化、可視化に対応し、データ分析に必要なデータソースが拡充されて、より精緻なデータ分析を行えるようになるとした。

 両社は今後、LINEでの体験改善を目指す企業において同ソリューションの提供を加速させ、企業のデジタルマーケティングを多角的に支援していく考えだ。