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日立ソリューションズ西日本、電子帳票配信基盤「Hi-PerBT モバイル帳票」のWeb APIを提供

雇用契約書対応や給与明細配信機能の統合なども実施

 株式会社日立ソリューションズ西日本は、企業内のペーパーレス化を支援する電子帳票配信プラットフォーム「Hi-PerBT モバイル帳票」の新版を、7月12日から販売開始すると発表した。給与明細配信機能の統合や、Web APIの提供といった機能強化が行われている。

 「Hi-PerBT モバイル帳票」は、請求書や注文書、納品書など、商取引で使われる文書を電子的に配信・保管できるクラウドサービス。

 今回の新版では、まず、雇用契約書を一元管理しセキュアな環境で参照できる「雇用契約ソリューション」を追加した。これを利用すると、被雇用者(パートやアルバイト)から提出される身上届、雇用条件などをもとに作成した雇用契約書をクラウド上に保存し、被雇用者がスマートフォンなどからセキュアな環境で契約書を閲覧して、雇用者と合意をとることができるという。

 また、給与明細を電子帳票として配信し、月々の給与明細配布の手間とコストを削減できる給与明細配信機能「Hi-PerBT モバイル給与」を統合した。今後、Hi-PerBT モバイル帳票の「給与明細ソリューション」として提供していくとのこと。

 このほか、企業内で利用している基幹システムとの連携が容易となる、Web APIを新たに提供する。従来、各システムとHi-PerBT モバイル帳票との連携時には、連携するデータを手動でアップロードする必要があったが、Web APIを各システムに組み込むことによって自動アップロードが可能になり、運用の効率化とオペレーションミスの低減が可能になるとしている。