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日立ソリューションズ西日本、設備データを収集・可視化する「Hi-PerBT IoTモニタリングサービス」を提供

 株式会社日立ソリューションズ西日本は5日、既設の機器や設備のセンサー、制御デバイス(以下、PLC)を有効活用してデータを収集し、可視化する「Hi-PerBT IoTモニタリングサービス」を10月11日に提供開始すると発表した。

 Hi-PerBT IoTモニタリングサービスは、製造現場などで既に利用している機器や設備のセンサー、PLCを入れ替えることなく、データを収集する環境構築サービスと、収集したデータをクレンジングし、ダッシュボードに表示するチューニングサービスを提供する。

サービスの提供範囲

 本質的な課題を発見・解決するデザインシンキングの手法を用いて、顧客との協創により、現場の課題解決のためのダッシュボード表示や、定めたしきい値超過時のアラート発報を提供する。例えば、製造現場で機器ごとの稼働時間や消耗品の交換時期の把握が課題であれば、ダッシュボードで稼働状況を一元管理し、消耗品の交換時期をメールで通知するなど課題解決を支援する。

 ダッシュボードの作製は、現場の課題や設備などのヒアリングを実施してから、アジャイル方式で行う。ダッシュボードの内容を顧客と一緒に確認しながらフィードバックを繰り返すため、後戻りを防ぐことができ、最短3カ月でサービス導入が可能。また、設計着手から早い段階で現場の担当者がダッシュボードに触れられるため、導入後のスムーズな運用が可能となる。

 データ収集は、株式会社デンソーウェーブの「IoT Data Share」を採用。汎用的な通信プロトコル(MQTT、Modbus/TCP、OPC-UAなど)に対応できるため、既設の機器や設備のセンサーなどを有効活用したデータ収集・加工ができる。

 また、オプションとして、クレンジングした情報を表やグラフ形式で表示し、自動でファイル出力する報告書作成サービスや、運用サポートサービスも提供する。

 Hi-PerBT IoTモニタリングサービスの価格は個別見積もり。日立ソリューションズ西日本では、Hi-PerBT IoTモニタリングサービスの提供により、遠隔による現場状況の一元管理、人的ミスの減少やリアルタイム監視による業務改善、業務の汎用化支援を通して、顧客のDXを支援していくとしている。

ダッシュボードの一例