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TIS、非財務指標の企業価値貢献をデータ分析から導き出す「データドリブン・サステナビリティマネジメント支援サービス」を提供

 TIS株式会社と澪標アナリティクス株式会社は29日、非財務指標が企業価値にどれだけ寄与しているのかをデータ分析から導き出す「データドリブン・サステナビリティマネジメント支援サービス」を提供開始すると発表した。

 データドリブン・サステナビリティマネジメント支援サービスは、非財務指標が企業価値にどれだけ寄与しているのかをデータ分析から導き出し、自社が業界の中で指標ごとにどのようなポジションにいるかを見える化することで、非財務活動の注力分野の特定を支援する。

 経営企画部、サスティナビリティ推進組織、人事部などに向け、自社で取り組んでいる非財務活動(働き方改革、知財戦略、環境保全など)が実態としてどれだけ企業価値に寄与しているかを、統計上の因果を特定する機械学習手法を利用して分析を行い、定量化する。その結果として、自業界における企業価値向上のための重要指標の特定と、自社のポジションが把握できる、業種別非財務情報の企業価値インパクト分析についてのレポートを作成する。

 各業界の主要企業が発表している、統合報告書、サスティナビリティ報告書、有価証券報告書から必要な指標を抽出して、業界ごとに企業価値向上につながる非財務活動を特定する。澪標アナリティクスのノウハウを活用した高度な機械学習手法を活用することで、より高い精度で非財務活動と企業価値の因果関係を特定する。

 これにより、「どの指標がどれだけ効いているか」「業界内のポジションはどこか」「取組の方向性は何か」の3要素を含む報告書を作成し、人的資本、脱炭素への取り組みなど、企業価値の向上に大きく効果がある非財務活動の新たな施策立案を支援する。

 TISと澪標アナリティクスでは、提供後のマーケットでの評価を踏まえ、シミュレーション機能などを搭載した分析システム構築など、より顧客の要望に添ったサービスを検討していくとしている。