デジタルアーツ、チャット・オンライン会議ツール「Desk」を6月21日に発売

　デジタルアーツ株式会社は、チャット・オンライン会議ツール「Desk」の価格体系を一新し、6月21日に提供開始すると発表した。同社では5月に、チャットとオンライン会議を制限なく利用できる製品として「Desk」を提供すると発表していたが、企業・学校ともチャットに大きな課題とニーズがあると考え、チャット機能をメインにしたコミュニケーションツールへと変更したとのこと。

　「Desk」は、チャット機能とオンライン会議機能を備えたコミュニケーションツール。別契約のユーザーと環境を分けて管理する「単独サブドメイン環境構成」などのセキュリティ機能と、直感的なインターフェイスにより、セキュアで快適なコミュニケーション空間を実現するという。招待制のため、招待していない組織外のユーザーがコミュニケーションに含まれることはないほか、組織外のユーザーが含まれるチャットルームには、チャット投稿時に警告を表示するため、誤って社外秘情報を誤送信してしまうリスクを低減するとした。

　5月の発表時には、チャットとオンライン会議を無制限に利用できるライセンス体系としていたが、今回の改定によりチャットを中心としたライセンスへと変更している。変更後の価格は、1ユーザーあたり月額300円（税別、以下すべて同じ）で、オンライン会議は1ユーザーあたり月額10時間まで利用可能。オンライン会議オプション（1ユーザーあたり月額150円）によって、時間を無制限にすることもできる。

　また、ISMAP（政府情報システムのためのセキュリティ評価制度）対応オプションが1ユーザーあたり月額200円、ディスク拡張（100GB）オプションが1契約あたり年額1万8000円となる。

　なお、一般企業などに向けた通常版に加えて、教育機関向けのGIGAスクール版を提供するのは事前の発表と同様。通常版の機能に加えて、児童生徒が「いじめ」関連のチャット投稿をしようとした際に、警告表示や投稿ブロックするなどの設定や、「いじめ」や「自殺」などに関連するチャット投稿内容を教職員が見守れる機能を提供する。

　GIGAスクール版の価格は、1ユーザーあたり月額250円で、こちらも、オンライン会議はユーザーあたり月額10時間まで利用可能。通常版と同様に、1ユーザーあたり月額150円のオンライン会議オプションを追加すれば時間を無制限に変更できるほか、ディスク拡張（100GB）オプションも1契約あたり年額1万8000円で提供される。

　このほかGIGAスクール版については、2023年6月21日から2025年3月31日までの期間に、クラウド型Webフィルタリングサービス「i-FILTER@Cloud」のGIGAスクール版を保有するユーザーが購入した場合、1ユーザーあたり月額100円で提供するキャンペーンを実施する。

　他社有償フィルタリング製品からi-FILTER@CloudのGIGAスクール版に乗り換える場合も、DeskのGIGAスクール版の価格が1ユーザーあたり月額100円となり、さらに1ユーザーあたり月額150円で提供しているi-FILTER@Cloud GIGAスクール版を、1ユーザーあたり月額100円で提供するとした。