ジャストシステム、クラウド型ノーコードデータベース「JUST.DB」の自動化機能などを強化

　株式会社ジャストシステムは16日、クラウド型ノーコードデータベース「JUST.DB」を機能強化し、7月11日より提供開始すると発表した。価格は、1同時ログインユーザーあたり月額1万5000円（税別）。

　JUST.DBは、業種や職種を問わず、プログラミングなどの技術的な知識がなくても業務システムを構築できるデータベース。

　今回は、標準機能や業務フローを自由にカスタマイズできる「データフローデザイナー」の自動化処理を強化した。これにより、社内のフォルダに保存されたさまざまな帳票形式のExcelやCSV形式のファイルを、自動的にデータベースへ取り込めるようになったため、複数ファイルを手動で集約する手間が削減され、データの活用や分析をすぐに始められるという。

　さらに、JUST.DBから社内のフォルダに帳票形式のExcelデータを保存したり、メールに添付して自動送信したりできる機能が搭載され、社内関係者や関連部署への定期的な報告やレポート作成を自動化できるとのこと。

　また、人為的ミスを防止するため、入力フォームの値に応じたチェック機能を搭載した。例えば「出荷日」が「受注日」以前に設定されている場合に指摘するなど、業務ごとのロジックを反映したチェックが可能になる。

　加えて、1つ目のドロップダウンリストの選択項目により、次の選択肢を絞り込む機能も搭載された。ジャストシステムでは、こうした機能により、社内で異なる部署や多くのユーザーが使うシステムでも、ミスやストレスのないデータ入力を促進できるとしている。

　このほか、自治体での利用促進を図るため、JUST.DBのLGWAN-ASPサービス対応を7月11日より実施する。LGWAN内からの利用に対応することで、庁内の申請書類や職員の報告書など、LGWAN接続端末で取り扱うさまざまなデータの集約・報告に関する業務を効率化可能になるとのことだ。