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ジャストシステム、ノーコードデータベースの活用を促進する「JUST.DB ベーシックパッケージ」を提供

社内DB連携、全文検索、サンドボックスの3機能を搭載

 株式会社ジャストシステムは、ノーコード・クラウドデータベース「JUST.DB」をさらに幅広く活用するための機能をセットにした「JUST.DB ベーシックパッケージ」を、10月17日より提供開始すると発表した。価格は月額2万4000円(税別)。

 JUST.DBは、プログラミングなどの技術的な知識がなくても、業種や職種を問わずに業務システムを構築できるクラウドデータベース。さまざまな標準機能を備えているほか、複雑な業務フローも自由にカスタマイズ・自動化できる機能や、直感的でわかりやすい承認フロー設定により、専門知識不要で、幅広い用途のシステム開発に活用できるという。

 今回は企業内での活用をさらに促進するため、JUST.DBと社内データベースとの連携、全文検索、サンドボックスの3機能をセットで提供する「JUST.DB ベーシックパッケージ」を製品化した。

 このうち社内データベース連携機能は、販売管理や生産管理などを行う基幹系システム、顧客管理システム(CRM)など、社内の重要なデータ管理に用いられている社内データベースと、JUST.DBを連携させるもの。連携のために外部ツールを別途用意したり、複雑なプログラミングを行ったりすることなく、ノーコードで大規模なシステム構築が可能になる。こちらは「JUST.DB ベーシックパッケージ」の独自機能となり、提供開始は11月21日の予定。

 2つ目の全文検索機能は、JUST.DBに登録されたすべてのテキストや添付ファイルに対し、高速かつ高度な検索を行える機能。大文字/小文字、全角/半角、カナ末尾の長音有無などの「表記揺れの吸収」、検索条件との関連性が高いデータを抽出する「スコアリング」、社内や業界内の独自用語が個別登録可能な「同義語展開」といった検索にも対応している。

 3つ目のサンドボックスは、業務を止めることなく安全にシステムの開発が行える機能で、本番環境をコピーした検証用の環境で開発や試験を実施できるため、業務で稼働中のシステム利用を妨げないとした。また、本番環境と同じ業務プレートや入力フォーム、レコードデータを利用し、運用イメージの事前確認も可能。カスタマイズした内容は、無停止で本番環境に反映できるので、業務を止めることなくスムーズなシステム開発が可能になるとしている。