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ジャストシステムのノーコードDB「JUST.DB」、社外ユーザーとの情報共有をセキュアに行える新機能などを提供

 株式会社ジャストシステムは、プログラミングなどの技術的な知識がなくても業務システムを構築できる、ノーコードクラウドデータベース「JUST.DB」の新版を、3月19日より提供開始すると発表した。今回は、取引先やパートナー企業、業務委託先といった社外ユーザーとの情報共有を、セキュアかつスムーズに実現する新機能などを搭載している。価格は、1同時ログインユーザーあたり、月額1万5000円(税別)。

 JUST.DBは、完全ノーコードでありながら、高い拡張性を実現したノーコードクラウドデータベース。さまざまな標準機能を備えているほか、複雑な業務フローも自由にカスタマイズ・自動化できる機能や、直感的でわかりやすい承認フロー設定により、専門知識不要で、幅広い用途のシステム開発に活用できるという。

 今回の新版では、取引先との受発注業務やパートナー企業との案件管理、業務委託先からの進捗報告など、社外ユーザーとのセキュアかつスムーズな情報共有が行える領域「スペース」が実装された。この領域は、社内業務で活用する環境と区切られており、組織やユーザーごとの細かいアクセス制御が可能なため、複数企業との情報共有も安心して行えるという。

 さらに、JUST.DBの「データフロー(自動処理機能)」や「承認フロー」と組み合わせて使うことにより、例えば、社外からの見積もり依頼を受け付け、社内で稟議(りんぎ)承認を行い、再度社外へ見積書を発行するといった、社内外を連携させる高度なシステムでも、ノーコードで簡単に構築できるとのこと。

 なお、「スペース」の利用や社外ユーザーの追加は、「同時ログインライセンス」の契約範囲内で自由に配分できる。

 また今回は、アクセス権の“設定状況の可視化”“整合性チェック”“一括設定”を行える「ビジュアルアクセスコントローラー」機能も搭載された。直感的・視覚的にアクセス権管理を実現できるため、誰がどのデータにアクセス可能かを一目で把握でき、漏れのない迅速な設定が行えるとしている。

 さらに、ユーザー単位で権限を付与する際に、同じ利用ニーズが想定されるグループや組織など、より適切な設定候補を提示する「おすすめ」機能により、効率的でメンテナンス性の高いアクセス権管理を実現するとした。