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パナソニックの長時間労働抑止システム「Chronowis」、36協定違反を未然に防止するための機能を提供

 パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社(パナソニック)は6日、長時間労働抑止システム「Chronowis」のバージョンアップ版を提供開始したと発表した。

 Chronowisは、長時間労働の抑止を支援するシステム。PC利用時間の記録や、時間外利用時のポップアップ表示/強制シャットダウン、残業時間が月間の上限値に達する前の事前通知などの機能を備えており、労働時間の可視化によって、働きすぎやコンプライアンス違反を防止するという。

 今回のバージョンアップでは、各企業・事業所で定められた「36協定」「36協定特別条項」の内容に基づいて、PCの利用抑止を行う機能を追加した。協定で定められた労働時間の上限値を設定しておくと、違反を未然に防止するためのポップアップ表示やPCの強制シャットダウンなどを行えるようになる。

 また、従来は1カ月間の時間外労働時間の上限値によるPC利用の抑止制御のみに対応していたが、1年間の合計時間外労働や、特別条項に基づく上限値でも制御が可能になった。このほか、人手によって管理されていた、上限を超える月が連続する際の対応や、複数月の平均残業時間などもシステム内で管理できるようになったとのこと。

 なお、Chronowisはクラウド版とオンプレミス版が提供されており、価格は、クラウド版の場合、1IDあたり年額3600円(税別)。