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TIS、AWS移行の経済効果を可視化する「AWSクラウドエコノミクス評価サービス」を提供

 TIS株式会社は13日、システムのクラウド化に向けたコンサルティングサービス「クラウドコンサルティングサービス」を強化し、Amazon Web Services(AWS)への移行の経済効果を可視化する「AWSクラウドエコノミクス評価サービス」を提供すると発表した。

 AWSクラウドエコノミクス評価サービスは、顧客の現在のインフラリソース情報を収集し、AWSの財務的効果(クラウドの経済価値)を定義、数値化して、AWSへの移行を意思決定する際に必要な情報をアセスメントレポートとして提供するサービス。

 TISは、AWSへの移行における経済性を評価する「AWSクラウドエコノミクス」の実践能力を証明する「Business Case Partner Program」認定を受けている。AWSが提供する算定ロジックをもとにAWSクラウドに移行した際のメリットについて、これまで数値化が難しかった「インフラコストの削減(TCO観点でのITインフラコスト削減)」「スタッフ生産性の向上(システム管理の時間を削減しコア業務にシフト)」「頑強なオペレーション(可用性・耐障害性の改善による予期せぬダウンタイムの削減)」「俊敏なビジネス(開発効率の改善による効果)」の4つの観点を含めたレポートを提供する。

 サービスではAWSへの移行について、インフラリソース以外の経済価値も示せる。これにより、「AWSへの移行を検討しているが、意思決定を加速させるための数値根拠が欲しい」「経営層からはコスト削減が重要視されているが、クラウドリフト、システムリソースの評価だけでは思ったほどのコスト削減率が得られず、AWSへの移行の意思決定に支障が出ている」「インフラリソース、コスト以外のAWSの経済価値(財務的効果)についても数値評価したい」といった、企業のニーズにも対応できるとしている。

 クラウドコンサルティングサービスメニューの価格は、コスト効果算定が250万円から、コスト効果算定アセスメントが360万円から。TISでは今後も、AWSクラウドエコノミクス自体のアップデートに順次対応し、AWSを利用した場合の二酸化炭素(CO2)排出量を評価する「サステナビリティ」の観点や、コンテナ・サーバーレスを活用した場合のTCOを試算する「モダナイゼーション」の観点でも対応範囲を拡大していくとしている。

クラウドコンサルティングサービス全体像