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デル、900g台の軽量ノートPCなど法人向けPC新製品を発表

30周年を迎えるデスクトップPC「OptiPlexシリーズ」の新製品も

 デル・テクノロジーズ株式会社は28日、ノートPC「Latitude」シリーズやデスクトップPC「OptiPlex」シリーズなど、法人向けPCの新製品を発表した。

 デル・テクノロジーズ クライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント製品本部 フィールドマーケティング 本部長の三井唯史氏は、「オフィスへの出社は増えているが、ハイブリッドワークに対応するため、セキュリティやパフォーマンス、持ち運びに関する要件が高くなっている」として、「新製品は顧客の要望を反映したものだ」と述べた。

顧客の要望を新製品に反映
デル・テクノロジーズ クライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント製品本部 フィールドマーケティング 本部長 三井唯史氏

 ノートPCに関しては、ハイブリッドワークや働き方の変化に即した製品をラインアップ。Latitudeシリーズでは、13インチに加え、14インチ製品でも軽量化を促進したほか、大型画面への要望に応じ16インチ製品も投入した。デスクトップPCでは、3000/5000/7000というシリーズ別のカテゴリ分けを撤廃し、フォームファクターを最初に選択した上で、構成を選択するという購買方式を取り入れた。

 また三井氏は、新製品が環境への影響に配慮した製品であることも強調。同社では、2030年までに顧客が購入するすべての製品について、同等の製品を再利用またはリサイクルすることや、製品材料の50%以上、梱包(こんぽう)材の100%をリサイクル素材または再生可能な素材から作成するという「ムーンショットゴール」を掲げている。三井氏によると、「梱包材に関しては、Latitudeですでに100%を達成した」という。

環境への影響にも配慮

軽量なノートPCをラインアップ

 Latitudeシリーズは、PCに搭載できるイノベーションをすべて集約した9000シリーズと、モビリティにフォーカスした7000シリーズ、拡張性に優れた5000シリーズ、コストを重視した3000シリーズを用意しており、今回全シリーズで新製品が登場した。

Latitudeラインアップ。青字が今回の新製品

 この中で、デル・テクノロジーズ クライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント製品本部 フィールドマーケティング コンサルタントの佐々木邦彦氏が特にアピールしたのが、軽量モデルの「Latitude 7340 Ultralight」と「Latitude 7440 Ultralight」だ。

 最小構成重量は、13インチの7340が982g、14インチの7440が1060gとなっている。マグネシウム合金の筐体を採用して軽量化を実現しており、16:10アスペクト比のディプレイを搭載する法人モデルとしては、デル最小、最軽量だという。

Latitude 7340 Ultralight
Latitude 7340/7440

 16:10のアスペクト比は、ビデオ会議に欠かせないコラボレーション機能を意識したものだ。アスペクト比16:9の旧世代デバイスと比べ、画面領域が5%拡大した。オプションで解像度の高い5MPのウェブカメラも搭載可能となっている。また、キーボードにはミニLEDバックライトを採用し、キーボードの電力使用量を最大75%削減した。

 Latitude 7340の価格は28万4980円から、Latitude 7440は43万1343円から(いずれも税込・配送料込、以下同)。Latitudeシリーズは、近日発売予定の「Latitude 9440」を除き、発表同日より販売を開始する。

新製品を抱える佐々木氏(左)、三井氏(中央)、サービスビジネス営業統括本部 担当部長の白戸俊介氏(右)

30周年を迎えたOptiPlex

 一方、1993年に登場したデスクトップPCのOptiPlexは、今年で30周年を迎える。新製品で「デスクトップ体験を再構築する」と佐々木氏は述べており、フォームファクターと機能を選択するだけで最適なデスクトップを購入できるようにした。

デル・テクノロジーズ クライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント製品本部 フィールドマーケティング コンサルタント 佐々木邦彦氏

 用意されているフォームファクターは、「マイクロフォームファクター」「スモールフォームファクター」「タワー」「オールインワン」の4種類。これを選択した上で、標準的なデスクトップ機能を搭載した「OptiPlex」、または高性能なプロセッサー、メモリー、グラフィックスなど、充実したオプション選択が可能な「OptiPlex Plus」を選択する。フォームファクター間で共通のBIOSを搭載することで、メンテナンスが容易になるという。

OptiPlexラインアップ

 中でも、幅36mm、奥行き178mm、高さ182mmという超小型のマイクロフォームファクターは、オプションのシングルケーブルのType-C電源供給ソリューションにより、モニターと接続するだけでPCに電源が供給される。これにより、ケーブルの数を最小限に抑えることが可能だ。OptiPlex マイクロフォームファクターの価格は11万1980円からで、他シリーズとともに同日より販売を開始する。

USB Type-Cでモニターと接続されたOptiPlex マイクロフォームファクター。電源もモニターから供給されている
USB Type-Cでモニターと接続し、スペースを有効活用
発表会後には、都内・大手町の新オフィスも披露。サービスコマンドセンターでは、自然災害を含めサービスデリバリーに影響が及ぶ懸念のあるイベントを監視している様子が紹介された
カフェエリアからは皇居が見渡せる