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南アフリカGijima、「Hitachi Virtual Storage Platform」によりデータインフラ環境の強化・省エネ化を実現

 株式会社日立製作所(以下、日立)の米国子会社であるHitachi Vantara(以下、日立ヴァンタラ)は現地時間15日、南アフリカ共和国のICT企業Gijimaが、データインフラストラクチャのパフォーマンスとスケーラビリティを向上させつつ、エネルギーコストを削減するため、Hitachi Virtual Storage Platform(以下、VSP)を採用したと発表した。

 Gijimaのデータセンターは、複数の大手クライアントの基幹業務システムを支えており、CO2排出量と全体的なコストを削減しながら、持続可能性と効率性の向上に重点を置いたストレージシステムの強化が必要不可欠だったという。

 Gijimaでは、データセンターの本番環境用および災害復旧用に、日立のVSPシステムを導入。オールフラッシュアレイシステムは、より大きなスペースを必要とする回転式ディスクであるハードディスクドライブ(HDD)に取って代わり、その物理的な環境を大幅に統合。データセンターの本番サイトでは9ラックから3ラックに削減、また災害復旧用サイトにおいても、ラック数の削減に貢献した。その結果、設置面積が大幅に縮小し、消費電力も大幅に削減されたため、CO2排出量とエネルギーコストの削減を実現した。

 GijimaのTechnical Solution EngineerであるMarais DeBod氏は、「Gijimaは、黒人が100%所有する南アフリカ共和国の企業で、x86やミッドレンジプラットフォームにまたがる共有型ハイブリッドクラウドプラットフォームを支えるストレージソリューションを探していました。我々は、昨今の環境を考慮し、持続可能性を念頭に置きながら、技術的にもビジネス的にも、お客さまへのサービスを改善し続けることができるソリューションが必要でした。今日、エネルギー効率の高いソリューションは、多くのお客さまにとって優先事項であり、新しいインフラストラクチャの導入結果として、ラック数も削減され、データセンター設備、空調のエネルギー消費量を66%削減しています。ビジネスの観点では、必要なストレージ容量に対してのみ料金を支払えばよい価格モデルによって非常に柔軟性が高まりました。日立のプラットフォームと価格体系により、Gijimaはお客さまの需要拡大に合わせてソリューションを拡張することができ、非常に安定した予測可能なストレージプラットフォームを提供することで、お客さまと契約しているSLA(サービス品質保証)を確実に達成し続けることができるようになりました」と述べている。