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Akamai、クラウドコンピューティングサービス「Akamai Connected Cloud」を発表

 米Akamai Technologies(以下、Akamai)は現地時間14日、分散型のエッジおよびクラウドプラットフォーム「Akamai Connected Cloud」を発表した。

 Akamai Connected Cloudは、IaaSやコンテナ環境、ストレージ、データベースなどを提供するクラウドサービス。新たに欧米の3カ所で展開するサービスのコアサイトには、Akamaiが2022年に買収した開発者向けクラウドインフラプロバイダーのLinodeから取得した、すべてのクラウドコンピューティングサービスが格納され、Akamaiが年内に世界中で展開予定の10カ所の新規コアサイトのテンプレートになるとしている。

 また、新しいコアサイトの展開に加えて、ネットワーク過疎地域に基本的なクラウドコンピューティング機能を提供するために、年内に分散型サイトを展開する予定の50超の都市を選定した。

 クラウドのエグレス(クラウドから外に向かう通信)転送料についても、積極的な価格設定によりコストを削減できると説明。このエグレスの価格モデルは、ハイパースケーラーや他のクラウドプロバイダーに比べると、大幅に低くなるように設計されているとしている。

 Akamaiでは、新しいテクノロジーパートナープログラム「Akamai Qualified Computing Partner Program」も発表。このプログラムは、Akamaiの顧客に提供されるAkamai Connected Cloudと相互運用可能で、認定プロセスを修了し、世界中に分散したプラットフォームで展開とスケーリングを実践できるAkamaiテクノロジーパートナーにより、各種サービスが提供されるとしている。