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SCSK、レシートデータの活用により消費財メーカーの営業を支援するコンサルティングサービスを提供

 SCSK株式会社は2日、レシートデータを活用した消費財メーカーの提案型営業を支援するコンサルティングサービスを、CX(カスタマーエクスペリエンス)ソリューション「altcircle(オルトサークル)」のラインアップに加え、提供を開始した。

 altcircleは、集客・接客・販売・アフターフォローといった顧客接点において、コンサルティング、システム、運用支援、アウトソーシングなどをワンストップで提供するサービス。

 SCSKと株式会社マイクロアドは、2021年5月の資本・業務提携以降、両社が培ってきたデータ分析のノウハウやリソースを組み合わせ、事業の創出を推進している。その一つとして、消費財メーカー営業の課題である「自社ユーザーの購買データや顧客データを保有しておらず、データに基づいた施策提案がしづらい」という点に着目し、流通チェーン横断でユーザーの購買行動を把握できる、株式会社mitoriz保有のレシートデータを活用したメーカー向け商品分析サービス「カウミー」を共同開発した。

 SCSKでは、カウミーとaltcircle のコンサルティングを掛け合わせ、消費財メーカー営業の提案力強化につながる、データ活用コンサルティングサービスを開発・提供する。

 データ活用コンサルティングでは、ユーザー軸、商品軸、チェーン軸でのさまざまな分析データの裏付けと施策の効果検証結果により、消費材メーカーの小売業向け営業強化に向けて伴走型で支援し、小売業側のメリットを意識した売り場全体を最適化する提案を可能とする。

 流通チェーン横断でユーザーの購買傾向を把握できる優位性を最大限活用し、メーカーの自社商品にまつわる分析データの提供にとどまらず、競合商品の購買傾向やメーカーが相対する流通チェーンの購買傾向分析まで踏み込んだ分析から得られた仮説を元に、レシートユーザーとのデジタル上の接点を通じて、アンケートやマストバイなどによる施策の効果検証までを支援する。

 サービスの価格は個別見積もり。