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ソラコム、AIボットサービス「Wisora」を強化しMicrosoft Teamsとの連携やSSO対応を実現

 株式会社ソラコムは5日、AIボットサービス「Wisora(ウィソラ)」の機能を拡張したと発表した。ボットへアクセスする際のシングルサインオン(SSO)認証に対応したほか、Microsoft Teamsとの連携機能や、クラウドストレージ「Box」のドキュメント読み込み機能を提供開始する。

 Wisoraは、社内外のドキュメントやWebサイトを取り込み、生成AIを活用して最適な回答を提供するボットサービス。AIやシステムの専門知識がなくても利用を開始でき、Webブラウザ上の画面からPDFやOfficeファイル、Webページなどを読み込ませる簡単な操作・設定により、自然言語での質問に対して最適な回答案を得られるという。

 作成したボットは、Webサイト、ウィジェット、Slackなどに設置可能で、一次回答を担う「AIアシスタント」として活用できる。また、ボットのデザインやキャラクター設定、多言語対応も可能。追加学習を繰り返すなど、継続的に改善できる仕組みも搭載した。

 今回は同サービスにおいて、Microsoft Teamsとの連携機能や、Box内にあるドキュメントの読み込み機能を新たに追加した。あわせて、ボットにアクセスする際のSSO認証に対応。こうした強化により、社内向けの情報を基に、社員だけが使える問い合わせ窓口を、社内ポータルやMicrosoft Teams上に構築可能になったとしている。

 また今回は、PDFや画像内の文字情報を高精度に認識する新しいOCR機能も先行利用版の提供を開始した。パンフレットや提案資料など、デザインされた文字も高精度に読み取れるようになるため、検索性と回答精度の向上が期待されるとのこと。なお、先行利用版の提供期間中は無償で利用できる。