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電子契約サービス「freeeサイン」、利用可能なID数を無制限に変更 プランごとの機能追加も実施
2025年12月8日 10:00
フリー株式会社(以下、freee)は5日、電子契約サービス「freeeサイン」において料金プランをアップデートしたと発表した。プランごとに設けていた利用ID数の制限を廃止し、ID数無制限で利用できるようになったほか、プランごとに機能追加が行われている。なお、利用料金に変更はなく、すでにfreeeサインを利用しているユーザーについては、自動的にプランがアップデートされる。
2026年1月から新たに中小受託取引適正化法(取適法)が施行されるが、取適法では従来の下請法よりも適用対象が拡大され、資本金が一定以下でも従業員数が一定以上であれば規制の対象になるという。このため、対象となる事業者の拡大により、契約業務の増加が見込まれ、電子契約のニーズが今後さらに高まることが想定されている。
そこで今回は、契約書の作成依頼や作成、レビュー、締結、保管といった一連の契約業務をオンラインで行えるクラウド型電子契約サービス「freeeサイン」のプランをアップデートし、全プランにおいて、従来の価格を据え置いたままで、プランごとに設けられていたID数の制限を廃止した。
また、各プランで機能強化が行われており、「Starterプラン」に対面契約機能と文書保管機能を追加したほか、「Standardプラン」以上にAI契約チェック機能が追加された。さらに「Advanceプラン」と「Enterpriseプラン」では、電子サイン無料枠の拡大、文書保管アップロード上限数の追加が行われている。
サービスの利用料金は、前述のように従来から変更はなく、Starterプランが月額5980円、Standardプランが月額2万9800円、AdvanceプランとEnterpriseプランが要問い合わせとなっている。
