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A10、第6世代ハードウェアを採用したネットワークアプライアンスのハイミドルレンジモデルを提供

 A10ネットワークス株式会社(以下、A10)は4日、同社のネットワークプラットフォーム「A10 Thunderシリーズ」において、新ハイミドルレンジモデル群「A10 Thunder 7460S」「A10 Thunder 7460S-MAX」「A10 Thunder 7465」を日本市場で提供開始したと発表した。SMB市場からISP/通信キャリア市場まで幅広く利用できるという。

 今回発表した新製品は、第6世代ハードウェアプラットフォームを採用した、Thunderシリーズの新ハイミドルレンジモデル。旧世代機種と比べ、CPUコア数やメモリサイズが増強されており、高いコストパフォーマンスを実現している。

 また、ソフトウェアライセンスのアップグレードだけで、サポートできる帯域などのパフォーマンスを増やせる柔軟なライセンス体系「モジュラーライセンス」を採用。OSは、AI-ReadyなA10の独自OSの最新版「Advanced Core Operating System(ACOS) ver.7」が動作する。

 今回は、従来のサポートモデル「ADC」「CGN」「Defend(TPS)」に加えて、新サポートモデル「CFW-ADC」および「CFW-CGN」を提供する。CFW-ADCは、ADC(アプリケーションデリバリコントローラ)、SSL可視化、ファイアウォール、IPsec VPNなどを利用可能。CFW-CGNでは、CGN、ファイアウォール(Gi/SGiファイアウォール)、IPsec VPNを利用可能だ。

 新モデルのうち「A10 Thunder 7460S」は、最大36コアのXeon CPUと最大256GBのメモリを利用可能。ネットワークインターフェイスは、10Gigabit Ethernet(10GbE)×24と100Gigabit Ethernet(100GbE)/40Gigabit Ethernet(40GbE)×4を利用できる。

 2つ目の「A10 Thunder 7460S-MAX」は、52コアのXeon CPUと256GBのメモリを搭載。ネットワークインターフェイスは10GbE×24と100GbE/40GbE×8を利用できる。

 なお、両モデルとも、TLS/SSL暗号処理を高速化するハードウェアアクセラレーションを搭載する。サポートモデルは、ADC、CFW-ADCの2種類。

A10 Thunder 7460S/A10 Thunder 7460S-MAX

 3モデル目の「A10 Thunder 7465」は、最大36コアのXeon CPUと最大256GBのメモリを利用可能。ネットワークインターフェイスは10GbE×24と100GbE/40GbE×4もしくは×8を利用でき、セキュリティ機能を高速化するSPE(セキュリティポリシーエンジン)ハードウェアを搭載する。サポートモデルは、CGN、CFW-CGN、Defend DDoS Mitigator(TPS)の3種類である。

A10 Thunder 7465