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企業向けIDaaS「GMOトラスト・ログイン」、アクセス可能な端末を限定できるデバイス制限オプションを提供

 GMOグローバルサイン株式会社は16日、企業向けシングルサインオン(SSO)サービス「GMOトラスト・ログイン」の有償オプションとして、において、デバイス情報とひも付く証明書によりアクセスを管理できる「デバイス制限機能」を提供開始すると発表した。1ユーザーあたり10台まで利用でき、価格は150円(税別)。

 GMOトラスト・ログインは、1つのID・パスワードで複数サービスへのログインを可能にするSSOや、ID管理、ログレポートなどの機能を備えた、企業向けのIDaaS。無料で利用できる基本機能と、外部IDP連携(SAML)、ワンタイムパスワード、Active Directory連携など、さまざまな有償オプションを組み合わせて利用できる点を特徴としており、複数オプションを統合して利用可能な有償メニューとして、プロプランが提供されている。

 今回発表されたデバイス制限機能は、クラウドサービスにアクセスできるデバイスを制限するオプション機能。GMOトラスト・ログインが、ユーザーが利用するデバイスの個体情報(MACアドレス等)にひも付く証明書を発行し、この証明書とID/パスワードを組み合わせた場合のみ、GMOトラスト・ログインと連携する各クラウドサービスへのログインを行えるように制限する。

 同機能は、悪意のある第三者からの不正アクセス対策として利用できるほか、アクセス権限のある社員であっても、脆弱性対策がとられていない私物デバイスなどからのアクセスはできなくなるため、セキュリティの向上が期待できるという。

 また、従来のデバイス証明書を利用するサービスと異なり、インストールウィザードを操作するといった複雑な証明書インストールの手順も少ないとのことで、証明書ファイルをユーザーに渡すことなく、デバイスへの配布・インストールが可能とした。

 価格は1ユーザー(ID)あたり月額150円(税別)で、同オプションを利用するには、GMOトラスト・ログインのプロプランを契約する必要がある。なお、現在ではひとりのユーザーが複数のデバイスを利用することが当たり前になっているため、1ユーザーあたり10台までのデバイスを追加費用なく利用可能だ。