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i-PRO、AIプロセッサー搭載のPTZカメラに5MP対応の高解像度モデルを追加

 i-PRO株式会社は20日、AIプロセッサー搭載ネットワークカメラのスタンダード「Sシリーズ」の新製品として、11月に販売開始したPTZ(パン・チルト・ズーム)カメラに、新たに5MP対応の高解像度モデルとして、屋内用「WV-S61501-Z1」、屋外用「WV-S65501-Z1」の2機種を追加し、2023年2月に発売すると発表した。価格はオープン。

 新モデルは、光学ズーム倍率10倍、5MP(約510万画素)対応の高解像度で、広範囲の撮影・AI画像分析精度を向上。5MP対応の高解像度モデルでありながら、2MP(1080P)対応モデルと同じ、低い天井や軒下にも設置できるコンパクトな筐体を実現した。

 パン・チルト速度は最大500°/秒(屋内モデルのチルト速度は最大350°/秒)。プリセット移動中のパン・チルト・ズーム・フォーカスの動作を同時に行うことで、プリセット時間の極小化を実現し、高耐久ギアの採用によりメンテナンス頻度も軽減する。屋外モデルは、防塵防水規格IP66や耐衝撃保護等級IK10に対応する。

 機能面では、AI物体検知とテンプレートマッチングを組み合わせた、高精度のAI自動追尾を標準搭載。人や車両をAIにより的確に検知することでスムーズな自動追尾を実現し、従来必要だったジョイスティック操作の代替として、スムーズに被写体を追尾する。

 さらに、高精度な物体検知・識別とAIアプリケーションのインストールにより、さまざまなソリューションを実現。動体検知、ナンバー認識、マスク非着用検知、顔検知、人物属性識別、車両属性識別、混雑検知などの豊富なAIアプリケーションの中から、最大3つまで同時に使用できる。

 データの改ざんやなりすましを防ぐサイバーセキュリティ性能としては、第三者機関発行の電子証明書(Global Sign)に加えて、FIPS 140-2 Level3に認定されたハードウェアを搭載し、データ保護性能を強化した。