富士フイルムビジネスイノベーション、多様な用紙に対応するA4カラー／モノクロプリンター「ApeosPrint」シリーズ4機種を発表

　富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は20日、プリンター「ApeosPrint」シリーズの新商品として、A4カラープリンター「ApeosPrint C4030/C3530」、A4モノクロプリンター「ApeosPrint 4830/4830 JM」の4機種を、2023年1月23日に発売すると発表した。

　ApeosPrint C4030/C3530およびApeosPrint 4830は、用紙幅最小76.2 mmまでの幅狭用紙から、長尺用紙までの出力に対応する製品。標準トレイと手差しトレイに加え、オプションのトレイモジュールを3段増設することで、最大5種類の異なる用紙を同時にセットでき（最大給紙容量は2860枚）、多種類の用紙や用紙サイズを必要とする業務で生じる用紙交換作業の負担を削減する。用紙の補給が必要なトレイは、トレイ別にLEDライトが点灯するため、判別が容易に行える。また、コンパクトサイズのため、一般のオフィス以外にも、店舗やカウンターなど設置スペースが限られている場所で活用できる。

ApeosPrint C4030

　ApeosPrint 4830 JMは、各種業種・業務用途で使われる特殊用紙にも対応したモノクロプリンター。例えば、かんばんや現品票など部品帳票と呼ばれる特殊用紙も、トレイごとに非定形サイズの設定をすることで、各トレイからの連続出力が可能となる。非定型サイズの設定を都度行うことなく印刷ができ、業務効率化に貢献する。

　また、今回発売する4機種では、ネットワーク接続の安全対策や、機器に蓄積されているデータの漏えい防止対策を強化。米国セキュリティー対応基準「NIST SP800-171」への準拠や、無線LANのセキュリティーを強固にした新しいプロトコル「WPA3」への対応、国際標準規格制定団体のTrusted Computing Group（TCG）が策定した最新の暗号化規格に適合したセキュリティーチップ「TPM（Trusted Platform Module）2.0」の採用、プリンター起動時のプログラム診断機能の強化などを行っている。

　製品の価格（税別）は、ApeosPrint C4030が24万9000円、ApeosPrint C3530が20万3000円、ApeosPrint 4830が13万6000円、ApeosPrint 4830 JMが24万9000円。