ニュース

富士フイルムビジネスイノベーション、多様な用紙出力とセキュリティを強化したA3カラープリンター「ApeosPrint C5570/C4570」

 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は28日、カラープリンター「ApeosPrint」シリーズの新製品として、多様な用紙出力とセキュリティを強化したA3カラープリンターのフラッグシップモデル「ApeosPrint C5570/C4570」を10月5日に発売すると発表した。

 ApeosPrint C5570/C4570は、流通・小売り・サービス・医療などさまざまな業種・業務で活用できるよう、耐水紙・プライスカード・長尺用紙・ラベル用紙・圧着用紙・耐水フィルム・名刺・封筒・はがき・薬袋など、多様な用紙出力が可能なモデル。特に、薬袋出力では、トナー定着器の温度制御の最適化により、サイズや種類の異なる薬袋でも生産性を落とさず高品質なカラー出力が可能となり、医療現場での業務効率を向上させる。さらに、今回新たにインクジェット紙郵便はがきにも対応し、活用できる場面が広がった。

ApeosPrint C5570

 また、強固な情報セキュリティを必要とする業種でも安心して利用できるよう、ネットワーク接続の安全対策や、機器に蓄積されているデータの漏えい防止対策を強化した。米国セキュリティ対応基準「NIST SP800-171」への準拠や、無線LANでは「WPA3」への対応を行ったほか、国際標準規格制定団体のTrusted Computing Group(TCG)が策定した最新の暗号化規格に適合したセキュリティチップ「TPM(Trusted Platform Module)2.0」の採用、プリンター起動時のプログラム診断機能の強化などを行った。

 出力の後処理工程では、環境配慮と安全性向上のために、独自開発の針なしステープル対応フィニッシャーを新たにラインアップに追加し、最大10枚までの文書を針なしで1カ所または2カ所でとじられる。また、用紙補給作業をスムーズに行える自動引き込みトレイの採用や、最大5880枚の給紙を可能とする大容量給紙トレイ B2をラインアップに追加し、大量の出力を必要とする業務をサポートする。

 製品のラインアップと価格(税別)は、印刷速度(カラー/モノクロとも)が毎分55枚の「ApeosPrint C5570」が53万4000円、毎分45枚の「ApeosPrint C4570」が44万2000円。