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DataRobot、AI管理・ガバナンスを強化する「コンプライアンスドキュメント機能」の日本語版を提供

 米DataRobotは15日、企業のAI管理・ガバナンスを強化する「コンプライアンスドキュメント」機能の日本語版を提供開始した。

 コンプライアンスドキュメント機能は、DataRobot以外で構築されたモデルも含め、すべてのモデルのコンプライアンス文書を作成できる。具体的には、エグゼクティブサマリーおよびモデルの概要や、モデルデータの概要、モデルの理論的フレームワークと手法、モデルのパフォーマンスおよび安定性といった内容を、自動的にレポートとしてまとめられる。

 この機能により、規制の厳しい業界で使用されているモデルも含め、すべてのモデルの効率性とガバナンスが向上し、さらに、モデルポートフォリオ全体のガバナンスを一元的に管理しながら、コンプライアンス文書を迅速に作成できるとしている。

 モデル・レジストリ(インベントリ)でモデル・パッケージを作成した後、そのモデルのコンプライアンス文書を自動生成できる。コンプライアンス文書では、モデルのコンポーネントが意図したとおりに動作すること、モデルが意図したビジネス目的に対して適切であること、モデルが概念的に健全であることを証明する。

 DataRobotでは、日本においてもAI管理・ガバナンスに関するガイドラインが発表されており、これらのガイドラインの中では、「公平性および透明性のある意思決定とその結果に対する説明責任(アカウンタビリティ)が適切に確保されるとともに、技術に対する信頼性(Trust)が担保される必要がある」(人間中心のAI社会原則)ことが求められていると説明。また、「モデル記述書は、関連分野の専門性を持つ第三者(モデルの検証者など)がモデルの機能などを理解できる程度に十分な情報を備えている必要がある」(モデル・リスク管理に関する原則)ことも求められているという。

 これまでに多くの企業のAI管理・ガバナンスを、グローバルレベルで強化してきたが、今回、日本語版の提供を開始したことで、日本の顧客においても、作成したAIモデルの技術手法などが明記されたモデル記述書を自動生成し、活用できるようになったとしている。