営業DXサービス「Sansan」、企業のDM送付作業を支援する新オプションを提供

　Sansan株式会社は、名刺管理機能を中核とした営業DX（デジタルトランスフォーメーション）支援サービス「Sansan」において、企業のDM送付作業を支援する「DM送付オプション」を提供すると発表した。株式会社ネクスウェイの「NEXLINKオンデマンド便サービスAPIタイプ」との連携によって提供される。

　名刺管理機能を中核としてさまざまな機能を提供し、営業活動のDXを支援している「Sansan」上には、名刺だけでなく、メール署名、Webフォームからの問い合わせなど、あらゆる接点情報が蓄積されている。これらの接点情報と企業情報を組み合わせることで、接点がある企業のみならず、接点のない企業の情報も含めたユーザー独自のデータベースを「Sansan」上に構築できるという。

　今回発表された「DM送付オプション」は、このデータベースを用いて、DM施策の高度化と送付業務の効率化を実現する機能で、データベース上にてターゲティングされた顧客に対し、DMの送付作業をワンストップで行えるようになる。

　具体的には、発送リストを作成し、通数・形態・発送日を選択し素材をアップロードするだけでDMの送付が可能で、「Sansan」上の簡単な操作にて送付リストの作成から発送までをワンストップで行えるので、DM発送にかかる工数や手間を削減できるとのこと。

　発送リストに関しては、データベースから、メール未開封先や未接触のキーパーソンなど、アプローチの条件にあわせて柔軟な条件でリストを作成可能。適切な相手に送付されずに未開封のまま破棄されてしまうことを防げ、開封率の向上が期待されるとした。また、過去に届かなかった宛先リストをデータベースから照合し、あらかじめ対象から除外する機能も備えており、発送したDMが不達で戻ってくることによる無駄なコストを削減できるとしている。

　さらに、発送は1通からの小ロットに対応しており、各部門やグループ単位でもオフラインチャネルを活用できる点も特長。各部門やグループ単位でピンポイントにターゲティングした顧客に、マーケティング施策にとどまらず営業施策としてもDMを送付できるようになるため、全社での施策成果の最大化を実現するとした。なお、DMは最短3営業日後に発送される。

　なおSansanでは今後、企業・人物単位で、どんな内容でDMが送られたかをSansan上に蓄積し、顧客へのアプローチを網羅的に把握することにより適格なマーケティング施策や営業活動をサポートする「配達/不達履歴のSansan連携」や、入稿素材を簡単に作成できる「クリエイティブサポート機能」、シーンや用途に合わせたDM施策の実行をサポートする「高級紙・変則紙の対応」などを実装する予定だ。

　DM送付オプションは、「Sansan」SMARTプランのStandardまたはEnterprise Editionの契約企業向けに提供され、DM送付可能通数に応じたプランが用意される。価格は要問い合わせ。