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ニュートン・コンサルティング、内部統制構築支援サービスを正式リリース

 ニュートン・コンサルティング株式会社は22日、企業の社会的責任としてのガバナンス強化をサポートする「内部統制構築支援サービス」を正式リリースした。

 ニュートン・コンサルティングでは、企業における内部統制の重要性は近年ますます高まっており、加えて、グローバル化や技術革新、少子高齢化といった外部環境の変化により、大きな転換点を迎える企業も多く、こうした転換に際して内部統制の再構築を求められるケースも増えていると説明。特に海外展開に際しては、国際的なサプライチェーンの混乱や、気候変動/経済安全保障/個人情報保護などについて地域によって法規制が異なるといった課題があり、環境変化や法規制の動向を迅速にキャッチアップし、社内ルールを整備する必要があるとしている。

 しかし、内部統制構築においては、画一的なルールになってしまったり、子会社などへの統制がうまく効かなかったりといった問題が起こりがちだと指摘。ニュートン・コンサルティングでは、こうした相談に対して、個別に内部統制構築を支援してきたが、内部統制構築に対する社会的要請がますます強まっていることを受け、サービスとして正式にリリースするとしている。

 内部統制構築支援サービスでは、子会社や海外拠点などを含む組織全体に対して、実効性ある内部統制のルール/仕組み作りをサポートする。

 また、全社的リスクマネジメント(ERM)と内部統制は一部重複する部分もあり、活動が不必要に重複したり、抜け漏れたりすることがあるとして、サービスでは組織全体としてのリスクマネジメントの全体像を踏まえ、内部統制で拾うべきリスクとERMで拾うべきリスクを吟味し、体制やプロセスの設計について助言および提案を行う。

 ルールの整備だけでなく、その後の運用/定着/改善まで見据えた支援を実施。例えば、ルール整備の初期段階から、運用においては誰をどのように巻き込むべきかを検討したり、ルール整備後のモニタリングのあり方を検討し、改善につなげたりといった対応も行える。

 さらに、最終的には自走できるようにするため、スキルトランスファーを重視したアプローチを行う。例えば、初年度はコンサルタントが中心となって活動を進めて事務局にも参加してもらい、次年度以降は事務局主導で進め、コンサルタントは横でフォローする。また、必要に応じて事務局のスキル習得のための勉強会も実施する。

 ルール整備にあたっては、企業の組織風土や意思決定プロセス、慣習などを理解し、最適な方法を提案。また、英語を使った会議、ファシリテーションや助言などは、日本語と同品質で提供可能としている。

 内部統制構築支援サービスの期間は6カ月から。価格は応相談。

支援ステップの例