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サイボウズ、大規模向けグループウェアのパッケージ版「Garoon 5.15」を提供 スケジュールやマルチレポートなどの機能を強化

 サイボウズ株式会社は31日、中堅・大規模組織向けのグループウェア「サイボウズ Garoon(ガルーン)」において、最新パッケージ版「Garoon 5.15」を販売開始すると発表した。「スケジュール・施設管理」(以下、スケジュール)や、議事録や報告書など、業務に必要なレポートを共有する「マルチレポート」といったアプリケーションが強化されている。

 Garoonは、10名から数万名のユーザー規模にまで対応可能な、中堅・大規模組織向けのグループウェア。大規模な環境でも管理しやすい機能を提供しており、製造・店舗・サービス・ITなど、さまざまな業種で活用されているという。

 今回の新版では、利用頻度の高いスケジュールや、ユーザーの利用意欲の高いアプリケーションであるマルチレポートが強化された。具体的には、スケジュールの予定詳細画面からマルチレポートに画面遷移する際のユーザーインターフェイス(UI)を改善し、会議や打ち合わせ後の議事録作成をよりスムーズに行えるようにした。これによりマルチレポートの活用が進み、予定の調整から開催後の議事録管理までをGaroonで完結できるようになるという。

 マルチレポート単体でも、レポート作成の手順やレポートの公開範囲を分かりやすくする、レポートやコメントの添付画像をサムネイル表示可能にするなど、複数の機能強化が図られた。

 またスケジュールでは、「予定の登録」「予定の変更」画面で、日時欄に入力された時間にすでに予約されている施設には警告アイコンが表示されるようになったため、空いている施設の確認が簡単になるとのこと。「予定の確認」画面でも施設を選択できるようになり、空いている施設を探して予定を登録する際などの利便性が向上している。

 さらに今回は、グループウェアを中心とした他システムとの連携ソリューションを推進すべく、APIを拡充した。スケジュールのJavaScript API、REST APIの強化や、メールのJavaScript APIの強化に加えて、ワークフローのJavaScript API、REST APIも更新されているとのことだ。