ニュース

リンクのクラウド型CTI/コールセンターシステム「BIZTEL」、より低コスト・短納期でVPN通信環境を構築できる新サービスを提供

 株式会社リンクは6日、クラウド型CTI/コールセンターシステム「BIZTEL(ビズテル)」において、従来よりも低コスト・短納期でVPNを介した通話環境が構築できる「BIZTEL NGN-VPN」を提供開始すると発表した。

 BIZTELは、企業向けインターネット電話サービスを幅広く展開するクラウド型テレフォニーシステム。インターネットとPCさえあればコールセンターが構築できる「BIZTEL コールセンター」や、在宅勤務に便利な機能をパッケージしたビジネスフォンサービス「BIZTEL テレワーク」、モバイル端末の内線化が手軽に行える「BIZTEL モバイル」など、クラウドの強みを生かしたラインアップを用意している。

 そのBIZTELでは、よりセキュアな環境での通話を希望する企業に対し、VPNを利用したBIZTELへの接続に対応するオプションを提供しているが、従来のサービスでは、利用企業は自社のオフィスに加え、BIZTELのデータセンターにも回線敷設やルータ設置をする必要があったという。

 これに対して今回発表されたBIZTEL NGN-VPNでは、データセンターに用意している回線・ルータの専用冗長設備を利用でき、利用企業によるデータセンターへの手配が不要になることから、ケースによっては、従来のVPNオプション利用時と比べ、イニシャルコストを1/8程度に、導入までの期間を1/2程度にそれぞれ抑えられるとした。

 さらに、インターネットサービスプロバイダを介さずに通信が行えるため、外部要因による影響が少なく、よりクリアな音声を安定して保てるとしている。

 価格は、初期費用が10万円、月額利用料が3万円。サービスは25カ月間契約で、26カ月目以降は1年ごとの更新となる。

 なお今回は同時に、DR(災害対策)の一環として、2022年9月下旬から、東京に加えて大阪にデータセンターを設置することも発表された。今回の新VPNサービスはこの大阪データセンターへの接続にも利用できるため、緊急時にもVPNを介した通話環境が維持できるとした。