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Sky、大規模ユーザー向けシンクライアントシステム「SKYDIV Desktop Client Ver.5.1」を発売

 Sky株式会社は5日、大規模ユーザー向けシンクライアントシステム「SKYDIV Desktop Client Ver.5.1」の販売を開始した。

 SKYDIV Desktop Clientは、仮想環境(シンクライアント)でのPCの運用管理を支援する各種機能を搭載する大規模ユーザー向けシステム。管理画面上でのユーザーへの仮想端末の割り当てや、各端末の利用状況の確認が簡単に行える。

 最新版では、Linuxのサーバー上で動作する「仮想ブラウザ方式」や、エージェントレスで利用できる「Webランチャー」機能、Webダウンロードしたファイルを安全な状態でローカル環境へ転送できる「ファイル無害化連携」機能などを強化した。

 最新版では、Linuxサーバー上で動作するWebブラウザーの画面を各PCに転送することで、RDS CALが不要で、導入コストを抑えたシンクライアント環境を実現する「仮想ブラウザ方式」において、プリンターのリダイレクトに対応し、仮想環境上のデータをローカル環境でスムーズに印刷できるようにした。

 また、高解像度のPCでも、表示スケール設定を調整することで画面表示を見やすく快適にする機能や、閲覧しているWebサイトのタイトルを仮想ブラウザーに反映可能にする機能、仮想ブラウザー用ルート証明書・中間証明書の自動配布、事前に登録した共有フォルダーを自動マウントして利用可能にする機能などを追加した。

 利用者のPCにSKYDIV Desktop Clientのエージェントをインストールしていない場合でも、Webブラウザーを使って仮想環境を利用できる「Webランチャー機能」では、ショートカットキーの組み合わせを設定できるようにしたほか、プリンターのリダイレクトに対応するなど機能強化を行った。

 他社のファイル無害化ソリューションと連携し、仮想環境の利用中にWebサイトなどでダウンロードしたファイルを無害化する機能では、Webランチャー機能を使って仮想環境を利用している際にも、ファイル無害化を実行できるようにした。

 また、出張先やテレワーク中に、手元のPCからオフィスのPCをリモート操作できる「SKYDIV Desktop Client Remote Access Services」を改善。利用者側のPCに専用ソフトウェアをインストールしなくても、Webブラウザー経由でリモート操作できるようにした。操作画面には保守契約ユーザー用Webサイトにアクセスできるボタンを用意し、サポートへの問い合わせやマニュアルの閲覧がしやすくなった。