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NECプラットフォームズ、製造・流通・公共・金融など現場のDX化を支援する業務用タブレット端末「TWINPOS Sx」を発表

 NECプラットフォームズ株式会社は2日、製造・流通・公共・金融など、さまざまな現場のDX化を支援する業務用タブレット端末「TWINPOS Sx(ツインポス エスエックス)」を、2023年3月23日に販売開始すると発表した。価格は35万4000円(税別)から。

 TWINPOS Sxは、専用のクレードルやドッキングステーションを介して各種周辺機器やIoTデバイスと連携でき、業務用端末として求められる堅牢性・耐環境性を備える業務用タブレット端末。工場・倉庫での工程管理や作業指示、小売店舗における発注・棚卸しや勤怠管理などのバックオフィス業務、店頭での接客支援や前さばき、金融・公共・ホテルの受付や業務指示など、幅広いシーンで活用できる。

「TWINPOS Sx」利用シーン例

 本体には無線通信機能とUSBポートを内蔵し、多様な各種デバイスとの接続が可能なインターフェイスを搭載するクレードルやドッキングステーションを用意。自動釣り銭機や決済端末などのPOS周辺機器だけでなく、大型ディスプレイ、カメラ、センサーなど、IoTデバイスとの連携で業務ソリューションを実現するコントローラーやエッジ端末として利用できる。

 また、薄型でコンパクトなタブレット型のため、据え置き運用では省スペースで設置場所を選ばず、モバイル運用ではハンドベルトや肩掛けベルトを用いて安全かつ快適に操作でき、接客業務にも活用できる。

 IP54相当の防塵・防滴性能、耐落下強度1mなど、業務用タブレット端末として求められる堅牢性・耐環境性を備え、視認性に優れた11.6型ワイドの大画面かつ高精細なタッチパネル液晶を搭載。最新のIntel製CPU採用により、従来機種に比べ約4倍の性能強化を実現した。マイクとフロントカメラの搭載、手書き入力の対応により、リアルタイムコミュニケーションによる情報共有ができる。

 USB Power Delivery機能搭載により、モバイルバッテリーからの電力供給が可能で、移動販売や催事場、倉庫など、電源環境が整っていない場所での長時間利用を実現。一般的なタブレット端末とは異なり、充電池パックを現場で簡単に交換できるため、ランニングコスト節減、電池切れ時の業務継続、災害などのBCP対策にも貢献する。

 OSに「Windows 10 IoT Enterprise 2021 LTSC」を搭載し、セキュリティ製品やリモート保守製品もサポートしており、製造終了後も5年間は保守サポートが継続される。Windows OSベースでのPOSシステムの接続仕様(OPOS仕様)などの、TWINPOSシリーズ資産を継承しており、従来のTWINPOSアプリケーションも活用できる。

 製品は、消費電力低減によるCO2排出量の削減、RoHS指令等の含有化学物質規制に対応し、製品のライフサイクルにおける環境負荷を低減する。画面のタッチパネルには抗菌・抗ウイルスの保護フィルムを使用し、筐体は薬品や油に強い耐薬品性樹脂の採用により、アルコール消毒液での清掃が可能なため、安全・安心な運用を支援する。