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NECプラットフォームズ、業務レベルの耐久性を備えたタブレットPOSレジ「TWINPOS S」

「TWINPOS S」

 NECプラットフォームズ株式会社は16日、業務用タブレット型POS「TWINPOS S」を発表した。業務仕様のタブレットおよび周辺機器接続用クレードルを併用する基本構成で、堅牢性・環境耐性を高めたのが特徴。10月31日出荷予定で価格はオープン。

 NECプラットフォームズではこれまでも「TWINPOS 9000」などのブランドでPOSレジ製品を展開している。今回発表の「TWINPOS S」は、TWINPOS 9000とのAPI互換性を確保しつつ、取り回しが便利なタブレット形状を採用。開発済みソフトウェアの継承性、繁忙時の一時増設の容易さの両立を狙った。

 TWINPOS Sの本体は10.1型ワイドのタッチパネル液晶を採用。内部ストレージは16/64GBのSSDとなっており、ウェブ会議や商品撮影などに活用できるカメラ(前面・背面)も内蔵する。また、IP54の防塵・防滴仕様、耐落下性能など実用面で役立つ保護性能も備える。電池は単体交換が可能で、製造中止後5年間の継続保守など、長期運用にも配慮した。

 OSは「Windows Embedded 8.1 Industry Pro Retail」。TWINPOS 9000シリーズとAPIが互換のため、共通のソフトウェア開発が可能としている。既存システムへの増設も容易としており、例えばレジ混雑緩和のために売上登録だけをTWINPOS Sで行う「前捌きPOS」といった用途も想定されている。

 一方、クレードルを併用すれば据置POSとしても運用可能。クレードルに対してはレシートプリンター、ハンドスキャナー、キャッシュドロワーなどを接続できる。

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