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NECプラットフォームズ、POSや店内カメラ・大型ディスプレイなどを制御できる店舗向け小型コントローラー「TWINPOS Bx」

 NECプラットフォームズ株式会社は5日、流通・外食業における店舗のDX化を支援する、店舗向け小型コントローラー「TWINPOS(ツインポス) Bx」を発売した。

 TWINPOS Bxは、店舗への設置に配慮した省スペース・耐環境性の筐体に、USBやシリアルポートなど豊富な汎用インターフェイスを搭載した製品。プリンターやスキャナーなど、TWINPOSシリーズ周辺機器をサポートし、セルフPOSなどのPOS用途で利用できるほか、店内カメラや大型ディスプレイなどの機器を制御するコントローラーとして活用できる。

TWINPOS Bx

 製品は、極小スペースや壁掛けなどへの設置を考慮して、設置面積はA4サイズの約70%(150mm×270mm)とする筐体の小型化を実現。故障の原因となるほこりや油煙などが本体内部に入りにくいファンレス構造により、過酷な店舗環境などでの利用に対応する。また、長期供給・長期保守にも対応し、TWINPOSシリーズ製品と合わせて、顧客システムの長期安定運用を支援する。

 OSにはWindows 10 IoT Enterprise LTSC 2019を標準搭載し、Windows 10 IoTプラットフォームで開発されたアプリケーション資産の有効活用が可能。また、ウイルス対策などのセキュリティ製品や、リモート保守製品をサポートする。

 さらに今後、店内カメラを活用してPOSレジ操作を映像記録するジャーナル連携カメラシステムや、画像認識による商品登録システム、配膳ロボットによる店内作業の自動化システムなど店舗DXを支援するソリューションに加え、NECグループの流通業向けPOSシステム「NeoSarf/POS」や、外食業向けPOS・オーダーエントリーシステム「FoodFrontia」など、業態に合わせたアプリケーションにも順次対応していくとしている。

 TWINPOS Bxの希望小売価格は45万6000円(税別)から。出荷開始は11月1日。NECプラットフォームズでは、5年間で累計3万台の販売を目標とする。