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西武グループ、「invoiceAgent TransPrint」で請求書の電子受領を実現 グループ内23社で採用

 ウイングアーク1st株式会社は25日、西武グループが、請求書電子受領にあたって、ウイングアーク1stの電子取引サービス「invoiceAgent TransPrint」を導入したと発表した。西武グループではグループ内の23社で利用し、経理業務のペーパーレス化と業務プロセスの最適化による生産性向上を図っているという。

 デジタル経営の実現に取り組んでいる西武グループでは、その一環として、さまざまな取引先やグループ会社内でやり取りする請求書のペーパーレス化を検討。いったんは見送ったものの、2022年1月の改正電子帳簿保存法の施行や、NTTデータ・ビズインテグラルのERPパッケージ「Biz∫」を用いて会計システムを刷新したことなどに伴って、該当業務のペーパーレス化を推進するソリューションの導入を再検討した。

 その結果、既存システムに手を加えずに、請求書の電子化とオンラインでの配信・受領を行える点や、電子帳簿保存法にも対応する電子取引サービスであること、導入したBiz∫とのスムーズな連携に対応していることなどを評価し、invoiceAgent TransPrintの採用を決定。2021年12月より、西武グループ各社での利用を開始した。

 invoiceAgent TransPrintの導入後は、取引先がPDF形式で請求書を発行し、アップロードを行うだけで請求書を受領できるようになったため、従来の、請求書を印刷・封入・郵送していた手間が削減可能になったとのこと。

 また、取引先から送付されてきた請求書は、Biz∫で起票された会計伝票に添付ファイルとしてひも付けて管理できるので、ペーパーレス化の推進と業務生産性の向上を実現したとしている。

 なお2022年4月時点では、invoiceAgent TransPrintが利用可能なグループ会社は23社だが、最終的には40社への展開を検討しているほか、さらなる電子化を推進するため、2022年2月には、グループ会社間の請求書の授受を文書管理ソリューション「invoiceAgent 文書管理」を利用して行う仕組みの運用も開始したとのことだ。