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Datadog、Datadogプラットフォーム内のすべての変更を監査できる監査証跡製品「Datadog Audit Trail」を提供

 米Datadogは現地時間6月23日、Datadogプラットフォーム内のすべての変更を監査できる監査証跡機能を備える新製品「Datadog Audit Trail」の一般提供開始を発表した。

 Datadog Audit Trailは、Datadog Sensitive Data Scannerおよびロールベースアクセス制御(RBAC)と連携することにより、重大なデータ漏えい、不正なユーザーアクセス、意図しない設定変更のリスクを軽減し、企業がオブザーバビリティデータに対してより完全なコンプライアンス戦略を構築できるよう支援する。

 コンプライアンス対策に必要なオブザーバビリティの、全ての監査イベントを保持でき、監査イベントを90日間保存し、さらに長期アーカイブのオプションを追加することで、組織のコンプライアンスへの対応を支援する。

 監査リクエストに迅速に対応するため、ダッシュボードとレポート機能により、トレンドと使用状況の詳細を分析する。また、重要なイベントのモニタリングとして、オブザーバビリティに対して重要な設定変更が行われた際や、不正アクセスが検出されたときにアラートを発信する。

 Datadogでは、FedRAMP、GDPR、HIPAAといったセキュリティ規定を満たすに、企業はプラットフォームのアクティビティを絶えず監査しなければならず、多くの時間とリソースが必要になると説明。Datadog Audit Trailは、プラットフォーム全体のユーザーおよびAPIのアクションを完全に可視化する単一ビューに加え、設定変更に関するレポートとアラートを提供し、企業は監査とコンプライアンスの要求を迅速かつ容易に満たせるとしている。

 また、クラウドへの移行、自動化、CI/CD導入への投資を拡大し続ける企業にとって、不正アクセス、設定、課金の変更を監視し、迅速に対応することは非常に重要な課題だとして、モニター、ダッシュボード、データ保持、RBACポリシーの変更などの監査イベントは、こうしたインシデントの分析と発生率の軽減に大きな役割を果たすとしている。