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インテックの統合ログ管理ソフト「LogRevi」、従業員の働き方を可視化する新オプションを提供

労務管理上確認すべき事象を容易に確認

 株式会社インテックは、統合ログ管理ソフトウェア「LogRevi(ログレビ)」に、働き方改革を支援する有償オプション機能として「働き方可視化ダッシュボード」を追加し、6月から提供開始すると発表した。

 LogReviは、企業内に存在するさまざまなシステムのログを統合管理するソフトウェア。形式の異なる複数のログを統合管理できるだけでなく、高速検索、複数ログ閲覧ビューア、レポーティング機能、アラート機能、マスタ連携機能、突合せレポート機能など、ログを活用するための機能が充実しているという。

 このLogReviでは、集約したログのレポーティング機能によって従業員の働き方を可視化し、労務管理や業務内容の確認を支援してきたが、コロナ禍でリモートワークやハイブリッドワークが普及し、従業員の働く場所がオフィス、自宅、顧客先など多様化したことで、従来のやり方では労務管理が難しくなっているといった課題があるとのこと。

 そこで今回は、「働き方可視化ダッシュボード」機能を追加し、インテックが独自開発した働き方可視化評価ロジックを用いることによって、管理者による従業員の働き方の分析をサポートするとした。

 このダッシュボードでは、従業員のPC操作ログや勤怠管理システムなどの客観的データから、勤務時間中にもかかわらず一定時間以上PC操作がないユーザーや、勤務時間外にPCを利用しているユーザーなど、勤怠管理上の問題行動を自動で割り出し、その時間や頻度、事象の重みづけに応じてスコア化する。

 スコアはユーザーごと、あるいはそのユーザーが所属する組織ごとにランキング形式で表示でき、就業状況の確認が必要な組織・個人・該当日を絞り込めるので、労務管理上確認すべき事象について、LogReviから気付きを促すことが可能だ。

働き方可視化ダッシュボードの画面

 なおログデータについては、業務アプリケーションなどの多様なログを取り込め、漏れなく多角的に働き方を可視化できるほか、働き方の可視化結果は、グラフなどの図表のみならず、分析結果を言語化して伝えるので、担当者の負担を軽減するとのこと。

 働き方可視化ダッシュボードの価格(税別)は、オンプレミス版の場合で50万円、サブスクリプション版の場合で月額3万円から。

 今後は、分析種類の拡充など、働き方可視化ダッシュボードの強化を行っていくとともに、一般従業員も自身の働き方可視化ダッシュボードを確認できるようにする計画である。