ニュース

インテック、統合ログ管理ソフトと勤怠管理システムの連携により働き方を分析する「Universal 勤次郎 Receiver」を提供

 株式会社インテックと勤次郎株式会社は6日、統合ログ管理ソフトウェア「LogRevi」のオプションライセンスとして、勤怠管理システム「Universal 勤次郎」の勤怠情報をシームレスに連携する「Universal 勤次郎 Receiver」を追加し、9月に提供開始すると発表した。

 両社は、多様な働き方が企業に浸透する一方で、労働関係法令を順守するためには、従業員の自己申告による勤務開始時刻と終了時刻の把握だけではなく、労働時間や実態の証跡となる客観的なデータとして、PC操作ログや入退館システムのログといったデータの活用が重要となってきていると説明。統合ログ管理ソフトウェアのLogReviと、勤怠管理システムのUniversal 勤次郎を連携することで、勤怠管理の情報とPC操作ログなどの客観データから従業員の勤務実態を可視化し、多様な働き方が進む企業の労務管理をサポートするとしている。

 LogReviとUniversal 勤次郎の連携により、勤怠情報や作業実績情報とPC操作ログなどを突き合わせて可視化することで、自己申告により把握した労働時間と実際の労働時間や作業内容の適正な把握が可能となり、客観データから労働時間や作業内容の乖離(かいり)などの問題点や、改善点を把握することが容易にできる。

 従業員の働き方を一目で把握でき、長時間労働の是正、勤務間インターバル、サービス残業の撲滅、休憩時間の確保など労務改善につなげられる。

 さらに、従業員や組織の働き方の実態をスコア化でき、設定したチェックポイントを確認するのみで、労務管理にかかる運用負荷を削減できる。

 従業員や組織の気になる働き方は、すぐに調査して作業内容を確認でき、詳細のログは労務改善のエビデンスとしても活用できる。

 新たにリリースする「Universal 勤次郎 Receiver」は、Universal 勤次郎の勤怠情報や作業実績情報の取り込みにあたり、取り込み設定を省力できるLogReviのオプションライセンスとなる。

 取り込み可能な情報は、日別情報が勤務開始・勤務終了、外出・戻り、休憩開始・休憩終了、入門・退門、臨時勤務開始・臨時勤務終了時刻など。作業実績情報が事務、見積もり、会議、段取り、設計事務、移動、現地工事、立ち会いなど。

 また、勤次郎専用の働き方可視化評価項目のテンプレートを提供する。テンプレートは、1)遅刻早退疑い(勤務開始前にログイン履歴がない(遅刻疑いがある)従業員)、2)遅刻早退疑い(業務開始後、15分以上無操作の従業員)、3)サービス残業(勤務開始の30分以上前から作業している従業員)、4)サービス残業(勤務終了後、30分以上PC操作がある従業員)、5)勤務態度(勤務時間中の無操作時間(4時間以上)がある従業員)、6)勤務間インターバル(勤務間インターバルが短い従業員)、7)残業時間(残業時間が特に多い従業員)――の7種類。

 両社は、今後も多様な働き方が進む企業の労務管理に関する課題に対して、新たな付加価値を提供すべく取り組んでいくとしている。

働き方可視化ダッシュボードの画面