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アライドテレシス、リモート接続端末に対する管理機能「クラウドEMS」を提供

 アライドテレシス株式会社は15日、UTM機能を提供するクラウドサービス「Net.CyberSecurity クラウドUTMサービス」のオプションとして、リモート接続端末に対する管理機能「クラウドEMS」を提供すると発表した。Fortinetのエンドポイント管理製品「FortiClient EMS」を利用して提供される。

 「Net.CyberSecurity クラウドUTMサービス」は、これまで拠点単位でインターネットの出口に設置されていたUTM機器をクラウド上に統合し、効果的かつ効率的な運用を実現するサービス。

 今回、そのオプションとして提供される「クラウドEMS」では、テレワークで利用するリモート接続端末の一元管理や脆弱性の可視化、クラウドUTMと連携して端末状態に応じた動的なポリシー制御などにより、リモート接続端末に対して安全なアクセス環境を提供するという。

 具体的には、Active Directory(AD)と連携して、ドメイン管理下のWindows端末へVPNソフトウェアを一括して自動配布/インストールできるほか、自宅や外出先に端末を持ち出した際は、VPN自動接続機能により、クラウドUTMを経由した安全な経路で社内アクセスやインターネットアクセスを提供する。なお同機能では、端末のIPアドレスにより、社内利用時はVPN接続をしない、自宅・外出先利用時はVPN自動接続を行うといった動作を自動的に判断しているとのことだ。

クライアントPCへのVPNソフト一括配布
端末持ち出し時のVPN自動接続

 また管理者に対しては、すべての管理端末のうち、どの端末に脆弱性があるかを確認できる画面を提供。脆弱性を解決するためのセキュリティパッチ更新機能も備えており、アップデート状況の管理を行える。

 あわせて、クラウド上のUTMと連携し、端末状態に応じたアクセス制御を行う機能も提供される。