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オプロ、現場報告業務の効率化を包括的に支援する「帳票DXモバイルエントリー」

 株式会社オプロは7日、クラウド帳票サービス「帳票DX」ソリューションのラインアップに、現場報告業務の効率化を包括的に支援する「帳票DXモバイルエントリー」を追加し、同日より提供開始すると発表した。

 オプロでは、帳票業務における情報のインプットから出力などのアウトプット、後続プロセスまで一連の業務をデジタル化/自動化する「帳票DX」を提供しており、その中で、保守・点検などのフィールドサービスの現場における報告業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化支援ツールとして、データインサートモバイルアプリを提供してきた。

 一方、昨今の業務全体におけるDX化推進の流れを受け、データインサートに加えてワンクリックで帳票を出力する帳票ツールをあわせて導入するケースが多くなっていることから、オプロでは今回、データインサートから帳票出力まで、一貫した帳票業務のDX化を支援できる「帳票DXモバイルエントリー」を、「帳票DX」の新メニューとして用意したという。

 この「帳票DXモバイルエントリー」では、現場で利用している紙の帳票レイアウトを、入力フォームとしてタブレットやスマートフォン、PCの画面上に表現しており、これらの端末を用いてSalesforce、kintoneなどのクラウドサービスへデータを入力することができる。

 入力フォームは、帳票デザインツールにより、現場で使用するデバイスや作業項目に応じて自由に設計でき、帳票ライクなレイアウトにすることも、スマートフォンの表示に適したシンプルなレイアウトにすることも可能。手書きサインや写真添付、画像への書き込みなどモバイルならではの機能も利用できる。

 さらに、オフライン環境での入力に対応しているので、医療施設や建設現場などでの利用にも対応するとした。

 また、現場で入力されたデータとSalesforce/kintone上の顧客情報や機器情報等のデータを帳票に反映し、PDFに出力する仕組みを搭載する。これにより、現場作業後にオフィスに戻って行っていた作業内容のデータ転記、報告書作成などのアナログ作業を効率化できるとのことだ。

 価格(税別)は、初期費用が10万円、月額費用が50IDまでで10万円。追加IDは10IDごとに6000円となる。