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オプロ、帳票テンプレート設計機能やシステム連携機能を備えた帳票クラウドサービス「帳票DX」

 株式会社オプロは9日、クラウド帳票サービス「帳票DX」を提供開始すると発表した。

 「帳票DX」は、ビジネスに欠かせない帳票を、現行の書式や業務を変えることなくデジタル化できるサービス。ドローソフトのようなUIによって直感的に帳票を設計できるデザイナー機能を備えているほか、グラフィックソフトでは一般的な“レイヤー”の概念を採用している点が特徴で、テキストやシェイプ、画像などをそれぞれ個別のレイヤーに分けて編集し、1つの帳票テンプレートを作成できるため、特定の箇所を効率的に編集可能となっている。また、複数の担当者と容易に共同作業を行えるので、テンプレートの“部品化”を実現するとした。

レイヤー表現

 さらに、デバイスに依存しないフォント表現を実現しており、PDFファイルを共有する際、ファイルを受け取る側のPC環境に左右されず、テキストの正常な表示や印刷が可能。フォントの置換によるデザイン崩れや文字化けなども防げるとのこと。

 加えて、さまざまなクラウドサービスとつなげていくことを前提としており、すべてのプランで各種クラウドサービスとの連携アダプタを利用可能。帳票をメール添付したり、別サービスにログインして帳票を格納・共有したり作業も含めて自動化できるという。

 価格(税別)は、「Starter」プランの場合、初期費用が10万円から、月額費用が10万円から。

 なお、出力枚数による課金体系が主流だったこれまでの帳票ツールとは異なり、全プランとも帳票出力数、ページ数に制限なく利用できるため、出力枚数の増加による超過料金に縛られることなく、帳票業務のDX推進が可能になるという。ただし、プランによって1帳票あたりのデータ量に制限が設けられている(「Starter」プランでは3MB以内、「Business」プランで20MB以内、など)。