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アイビーシー、システム情報管理ソフト「System Answer G3」とネットワークフロー解析ツール「Flowmon」のAPI連携を開始

 アイビーシー株式会社は10日、システム情報管理ソフトウェア「System Answer G3」と、オリゾンシステムズ株式会社が提供するネットワークフロー解析ツール「Flowmon」のAPI連携を開始したと発表した。

 System Answer G3は、さまざまなITシステムの状態を正確かつ詳細に把握できるシステム情報管理ソフト。社内のネットワーク/サーバーから、データセンター、プライベートクラウド/パブリッククラウド、仮想環境などを監視対象とし、各種機器の稼働状況や性能情報を収集することにより、システム全体を包括して一元監視することを可能とする。

 Flowmonは、ネットワークフロー情報の取得、監視と分析を得意とし、「誰が」「いつ」「どこで」「何をしたか」を把握し、ユーザーやアプリケーションの利用状況を完全に可視化するツール。パケット解析と同様の視点による解析を、通信ログを残しつつ、短時間で実現できる。ユーザー単位やアプリケーション単位での通信状況を把握でき、さらに直観的なGUIにより、効率的かつ高速な解析を実現する。

 アイビーシーでは、System Answer G3とFlowmonのAPI連携により、ITシステム運用において、ネットワークフロー解析をより早く、簡単に実現できると説明。トラフィック監視を行っているSystem Answer G3のGUI上で、ネットワークフロー解析もできるため、機器の性能情報とフロー情報を合わせて分析する場合に、相互にツールを切り替える必要がなく、操作が圧倒的にシンプルになり、調査に要する時間を大幅に短縮できるとしている。

 一台のSystem Answer G3に、複数台のFlowmonを連携でき、System Answer G3で監視ノードとフローソースをひも付けた管理や、入出力インターフェイスを絞ったフロー解析も行える。また、System Answer G3のポータル画面で、フロー統計情報を一元的に表示することができる。

 システムの「性能分析」と「フロー解析」の一元管理を実現することで、トラブルに強い運用体制を構築でき、運用コストの削減が望めると説明。さらに、トラブルの原因を先回りして対処しておくことで、将来的に障害をおこさないインフラ体制を目指せるとしている。