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日本テラデータ、「Teradata Vantage」とプレイドのCXプラットフォーム「KARTE」を連携

 日本テラデータ株式会社は18日、株式会社プレイドが提供するCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」と、テラデータが提供するカスタマーデータプラットフォーム(CDP)「Teradata Vantage」を連携したと発表した。

 プレイドは、2015年にKARTEの正式提供を開始し、KARTEをコアに、顧客に関わるあらゆるデータをKARTEとつなぐ「KARTE Datahub」、ノーコードでサイトの構成要素を更新・評価・改善する「KARTE Blocks」など、カスタマーデータの活用を通じて顧客中心の企業活動を支援している。

 テラデータは、さまざまなチャネルで保有するすべてのデータを統合し、高度なアナリティクスで分析することで、顧客360度ビューの把握を可能とするデータプラットフォームのTeradata Vantageを提供。Teradata Vantage上で、あらゆるデータに透過的にアクセス可能とし、「Connected Identity」機能により、チャネルごとに散在する個人プロファイル情報を仮想IDで統合することで、顧客ひとり一人の単位ですべてのデータを管理することを可能とする。

TeradataとKARTEの連携

 今回の連携により、Teradata Vantage上に蓄積されたPOSなどの店舗データや会員データと、KARTEでリアルタイム解析する顧客の行動データを組み合わせることが可能になる。これにより、オンラインとオフラインにまたがって存在する多様なデータを統合、活用することで、店舗とデジタルチャネルのデータを合わせたカスタマー360を実現し、消費者に対して最適な体験を提供できるとしている。

 また、Teradata Vantage上での高度な分析をもとにして、KARTEによってあらゆる顧客接点での自由なコミュニケーションを展開し、ワン・トゥ・ワン・マーケティングを実現。統合された顧客データを元にした購買動向の分析を、マーチャンダイジングやサプライチェーンマネジメントの領域に活用することで、オペレーションの効率化を実現できるとしている。