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テラデータ、マスターデータ管理ソリューション「Teradata MDM」日本語版を提供

 日本テラデータ株式会社は29日、企業内に散在するデータを統合管理し、信頼できる唯一のデータ(Single Source of Truth)を管理するマスターデータ管理ソリューション「Teradara Master Data Management(以下、Teradata MDM)」について、日本語版の提供開始を発表した。

 Teradata MDMは、テラデータの主力製品である、コネクテッドマルチクラウドデータプラットフォーム「Teradata Vantage」上に構築するアプリケーション。

 クラウドやオンプレミスを含む社内のデータを論理的に統合し、透過的にすべてのデータにアクセスすることが可能となるTeradata Vantage上でマスターデータ管理を行うことで、新たにマスターデータ管理用データベースを導入する必要がなくなる。Teradata Vantageが提供する並列処理技術と拡張性により、一元化されたマスターデータ管理を、高いコストパフォーマンスで実現する。

 社内に散在する複数のシステムを横断したマスターデータ管理機能のほか、データの取得、クレンジング、標準化によるマスターデータの整備、Webベースのユーザーインターフェイスによる管理、SOA(サービス指向アーキテクチャ)フレームワークに基づいたワークフローの定義・実行の各機能を提供する。

 また、トランザクションデータを管理し、マスターが持つコードセット(リファレンスデータ)やマスターの階層構造を容易に検証する機能や、単一ドメインのマスター管理から開始して、マルチドメインのマスターデータ管理まで一つのリポジトリで実現する機能を提供する。

 Teradata MDMは、これまで英語版で提供してきたが、ユーザーインターフェイスをはじめとする主要コンポーネントを日本語化した。これにより、日本の顧客のデータ活用をより強力にサポートするとしている。