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NEC、電子契約を初めて社内導入する企業に向けた「電子契約管理スターターパック」を提供

Adobe Acrobat Signや管理サービス、導入支援などを組み合わせて提供

 日本電気株式会社(以下、NEC)は6日、電子契約を初めて社内導入する企業に向けて、必要なサービスや導入支援を組み合わせた「電子契約管理スターターパック」を販売開始すると発表した。アドビ株式会社、株式会社オプティム、株式会社ケインズアイ、NECネクサソリューションズ株式会社との協業のもとで製品化している。価格は44万8000円(税別)。

 電子契約管理スターターパックは、電子契約に必要な製品・サービスと、法令対応研修やオンボーディング支援をセットにしたパッケージ。電子サインサービス「Adobe Acrobat Sign」、署名後の契約書の保管・管理を行うサービス「OPTiM Contract」、NECネクサソリューションズによる「導入支援サービス」、ケインズアイ コンサルティンググループによる、電子契約・管理に関連した「法令対応研修」を組み合わせて提供することで、初めて電子契約を導入する企業でも、安心して導入作業を進められるようにしているという。

 このうち「Adobe Acrobat Sign」は、アドビが提供する、長期閲覧保証で信頼性の高い電子契約ソリューションで、契約業務を効率化でき、印紙代や郵送費用や保管費用の削減を実現するとのこと。このパッケージには50トランザクション分が含まれており、不足した場合でも1トランザクションから追加購入できるため、月額の固定費用がかからず、スモールスタートに適しているとした。

 2つ目の「OPTiM Contract」は、オプティムが提供する、契約書管理の効率化を実現するサービス。登録された契約書をAIが解析し、タイトルや企業名、有効期間などを自動抽出してくれる。また柔軟な検索機能が搭載されており、ユーザーが検索したい文言を入力するだけで、探している契約書をすぐに見つけられるとのこと。

 一方、NECネクサソリューションズによる導入支援サービスでは、Adobe Acrobat Sign、OPTiM Contractの各種項目説明や初期設定・連携設定・操作方法について、QA対応を含めた3時間のサービスを提供する。

 また法令対応研修は、税理士や弁護士、社労士を抱えるケインズアイグループが担当。電子契約の概要や電子署名法についての説明、署名ワークフロー設定時の法的な注意点、電子帳簿保存法への対応についての説明など、法令に則した90分間の研修を提供する。

 導入支援サービス、法令対応研修ともに、1カ月のメールサポートも含まれているとのことだ。

 なおNECでは、今回の電子契約管理スターターパックのリリースに合わせ、電子契約とはどういったものなのかといった解説や、導入メリット・注意点などを記載した「電子契約導入ガイド」を作成し、同社のWebサイトにてダウンロード提供を開始している。