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NEC、Windows PCのパッチ管理業務を代行する「Windows パッチ運用代行サービス」

作業プロセスの自動化により最大85%の効率化を実現

 日本電気株式会社(以下、NEC)は18日、企業のIT部門向けに提供している運用支援サービス「NEC ICT Management Service and Technology(MAST)」のラインアップに、Windowsのパッチ運用業務を代行するサービス「Windows パッチ運用代行サービス」を追加し、同日より販売開始すると発表した。

 「Windows パッチ運用代行サービス」は、Windows PCに対するパッチ配信や適用確認などのパッチ運用業務をNECがリモート環境から代行するもの。すでに提供済みの「Windows パッチ管理サービス」(旧称:Windows 10パッチ管理サービス)を拡張する形で新たにメニュー化された。

 この新サービスでは、NEC策定の運用ポリシーに沿って行う自動化パッチの適用範囲を拡大し、従来は未対応であった非定型業務の作業プロセスも対象としており、パッチ取得・配信・適用確認において105点の作業プロセスを自動化しているため、利用企業自身がパッチ運用業務を行う場合と比べ、最大85%の効率化を実現しているという。

 また同サービスでは、PCへのパッチ適用や集中管理に必要なサーバーをあわせて提供する。このサーバーには、Windowsの標準機能であるWSUS(Windows Server Update Services)とリモートアクセス機能があらかじめ設定されているため、利用企業が自らWSUSの設定やエージェントソフトウェア等の導入作業を行うことなく、サービスを利用可能になる。

 価格(税別)は、管理PCの台数によって異なり、PCが99台までの場合が月額6万3500円、100~199台が月額7万7700円など。別途、初期セットアップ費用として5万8800円がかかる。

 なお、5月16日から提供を開始するが、当社はWindows 10のパッチ管理に対応し、Windows 11については7月に対応する予定。